昔は学校で文部省推薦映画の割引券が時々配られたのだが、これが不思議と自分の観たい映画からは掛け離れたものばかりだった。 まあ冷静に考えたら007やブルース・リーの映画の割引券なんか配られるわけがない。 しかし、学校で配られる映画=良い映画というのが親の中でできていて、観たくもないのに無理無理連れていかれるわけだ。 今だと文部省推薦だろうが何だろうが観る余裕があるのだが、時間と金の制限がある子供時代はつまらない映画を観たくないので必死で余裕がなかった。 「星になった少年」は若くして亡くなった象使いの少年の実話を元にした映画だ。 この話の筋を聞いただけで、昔懐かしい文部省推薦の映画の匂いがする。 ちなみにうちの母親は「象になった少年」とか言ってたが、それじゃあエレファントマンだっちゅうの。 あと、「象に乗った少年」とか言っている人もいるが、これは内容的には間違いではない。 正直、実話になる話を自分は全く知らなかったし、予告編程度の予備知識しかなく観たからかどうかはわからないが、大変つまらない。 妙にはしょった展開で説明不足。 いや説明不足は時々出演者のセリフで処理されてしまうのだ。 どうして少年が象使いになろうと思ったかも最後にセリフで説明されるのだが、それまでの様子ではそれが感じられない。 ひょっとしてこの話って超メジャーな話で、今更ドラえもんのタイムマシンの説明をしないくらい有名な話なのか? 実話かどうかは知らないが、主人公は象の言葉がわかる・・・・・・ってナウシカや「未来少年コナン」のラナみたいなことが妙に違和感あり。 というかね、動物と子供を見せておけばOKみたいなところが感じられるのはちょっといやだな。 もちろん、それでも全然OKなんだけど、21世紀になったんだから、もうちょっとひねろうよ。 こんなことを言うとどうしようもないのだが、普通の少年がサッカーや野球の選手になりたいというのは何となくわかるのだけど、象使いになりたいといって、どうやって感情移入すればいいかどうかわからない。 おそらく日本で、美人のお姉さんの自転車のサドルになりたい人は10人以上いるだろうが、象使いになりたいと言っているのは日本でこの少年がだけだと思うし、だからこそ何かになりたいという普遍的な思いが観ている側に伝わらないとダメなわけなのだが、少なくとも自分はこの映画にはそれが感じられなかった。 だから観ている間、居心地が悪い。 最後も実話とはいえ、交通事故で死亡と知ってちょっとびっくりしているくらいだ。 主役は「誰も知らない」で第57回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞をもらった柳楽優弥。 彼は妙に不思議な存在感があって良い。 しかし、母親役の常盤貴子(B83-W58-H86)は相変わらず一本調子の演技で、重要な役柄であるににもかかわらず、ただの困った奴にしかみえない。 蒼井優(B82-W58-H82)は全く必要がない存在で、彼女が主人公に与えた影響はこの映画では全く感じられない。 う~ん、この映画を観ていると昔の文部省推薦臭い匂いがしていてちょっといやだったなあ。 もちろん、文部省推薦が全部が面白くないとか説教臭いというわけでもないんだけどね。 もし、子供の頃、こんな映画に連れられていったらちょっと悲しいだろうなあ。 |
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» NO.128「星になった少年」(日本/河毛俊作監督) [サーカスな日々]
「ゾウの楽園」という夢は、特異な母と子によって、
地上に成立しようとしている。
2004年5月、カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞で「誰も知らない」(是枝裕和監督)主演の14歳の柳楽優弥の名前が告げられたとき、少し、胸が熱くなった。ほんとうに、初々しく新鮮であったし、審査委員長のタランティーノの悪戯っぽい表情を思い浮かべてみたりもした。
思春期の少年少女たちは、たった1年で、信じられないほどの変�... [続きを読む]
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TBありがとう。
まあこれは、あざといテレビ商売人たちが、あざとく泣かせようとした映画ですからね。
実話は、違う意味で、いろんなことを、考えさせます。
投稿: kimion20002000 | 2007年1月21日 (日) 04時01分