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2006年12月25日 (月)

「長い散歩」

Nagao  初老男性が、母から虐待を受けている少女と自己再生の旅に出る物語。
 奥田瑛二の監督作品はとにかく長く、軽く2時間以上はある。
 特に「るにん」は長くてつまらないという最悪な状態だった。
 この映画も上映時間が136分と長く、これでつまらなかったらどうしようと思ったが、思った以上に面白く、それ程長さは感じなかった。
 この映画を観て、奥田監督の映画が長くなってしまう理由がわかった。
 どうやら彼は全てに置いて丁寧に演出してしまうところがあるようだ。
 普通ならカットしてしまうようなところまで作ってしまう。
 例えば主人公が子供を連れ出すのに、子供の親の愛人を竹の棒で殴るのだが、そのために竹を切るシーンやトレーニングのシーンがあるのである。
 普通、ここらへんなんか真っ先に省略しそうなところなのだが、主人公が元校長できちんとした性格ということを描く点に置いては必要であり、ここらへんをきちんと描いてしまうのである。
 そして自分が出演するシーンを必要以上に盛り込んでしまうことである。
 「るにん」は彼の出演シーンがやたらと多く、確かに熱演だが少しくどいくらいだった。
 今回も刑事役を自ら演じているのだが、少し出演シーンが多すぎで、主人公中心を進めていて、あくまで狂言回し的な存在なはずなのに少し前に出過ぎなような感じを覚えた。 
 ただ幸いなことに、この映画はうまくバランスが取れている。
 いわゆるロードムービーなのだが、主人公と少女の旅だけでなく、誘拐事件として捜査している警察の動き、途中で出てくる帰国子女の銃の話などが適度な緊張感を生み、長丁場をもたせている。
 ラスト、出てくる少女の幻影が実は断絶状態の主人公の娘かなと思ったがそうでもなく、この映画は意外に誰も救われていない。
 ただ、ほんの少しだけ心のどこかに救いがある。
 ところがそれが相対的には大きな救いでもあるのだ。
 出演は主人公に緒形拳。
 かつては「鬼畜」で子供を東京タワーに置いてきた彼が一転して虐待されている子供を救う役になっている。
 虐待する母親役に高岡早紀(B87-W60-H90)。
 いや、虐待する母の究極は「鬼畜」の岩下志麻(B80-W62-H85←「秋日和」出演時)を思い出すのだが、高岡は岩下に比べるとまだまだ鬼気迫るものはない。
 しかし、彼女の巨乳ぶりはまだまだ健在だ。
 そして虐待される少女役の杉浦花菜 が物凄く良い。
 普通、子役というときばった演技をしているものだが、この子は自然体で違和感がない。
 実は自分の中で奥田監督の映画は評価が低かったのだが、この映画を観て考えを改めた。
 もし次回作を製作する場合、自分は出演せず演出に徹するべきだと思うぞ。

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