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2006年12月12日 (火)

「どろろ」

Dororo02  自分の中では、久しぶりに出てきた「デビルマン」級のどうしようもない映画だった。
 もちろん、人それぞれなのだが、少なくとも自分はこの映画を面白いとは思えない。
 武将の父である醍醐影光が強大な力を手にいれようと48体の魔物と契約を交わしたために、目・耳・口・手・足といった体の部位を奪われた百鬼丸は、魔物を倒すごとに自分の体を取り戻すための旅をしている。
 途中、自分の左手に仕込まれた妖刀を欲しがる泥棒・どろろと出会い、一緒に旅をすることになる・・・・・・。
 自分は手塚治虫先生の原作が好きだし、ソノラマ文庫の「小説どろろ」も読んでいた。
 だから映画化の話を聞いた時に、どうやってあの世界を映像化するのかが楽しみだったが、反面不安もあった。
 結果的には不安が的中!
 どうしようもない映画になってしまった。 
 原作は戦国時代の日本が舞台だったのだが、映画は神話的世界に置き換え“いつでもない時代”“どこでもない場所”、いわゆるナンチャッテ戦国時代に変更されている。
 ここ最近、ゲームでもそうだが、時代設定が適当な「もうひとつの世界」と称したナンチャッテ物が多い。
 だからこの映画もナンチャッテ物だから、風景がどう見てもニュージーランドで撮影された外国に見えるのだが、日本でないそういう世界と言われればそれで終わりなのだ。
 「戦国自衛隊1549」で登場する煙突から煙がモクモク出ている城と同じような城が出てきているが、これもやはりどこかの時代のどこかの国だからという理由で終わってしまうのだが、自分は「どろろ」は戦国時代だからこそ人間の欲が渦巻き、魔物が跋扈する説得力があるのだと思う。
 それじゃあ、肝心の魔物はというと、これがどういうわけか物凄くチープなできで、そもそもこの映画は総製作費が20億円らしいのだが、一体どこに使ったかがさっぱりわからず、少なくともクリーチャーに使っているということはないと思う。
 出演は百鬼丸に妻夫木聡。どろろ役に柴咲コウ(B76-W58-H83)。
 その他、醍醐影光役に中井貴一、百鬼丸の育ての親に原田芳雄などが出演している。
 個人的には百鬼丸はもっと陰のある人に演じてもらいたかった。
 百鬼丸の腕を抜くと出てくる刀がちょっと不自然で、コブラのサイコガンを普通に実写化するくらい無理があったと思う。
 しかし問題はどろろ役の柴咲コウである。
 原作を読んでいる人はご存じだろうが、どろろは最後の方になって実は男の子でなく女の子であることが判明するわけだが、この映画では柴咲が演じている時点で原作の意外な展開であったどろろ=女の子というのが成り立たない。
 またどろろのへらず口が、子供では良くてもいい歳の柴咲だと物凄く鬱陶しく感じてしまう。
 いやそれ以前に「黄泉がえり」とか「県庁の星」や「日本沈没」とかどうしてTBSの作る映画って柴咲の出演作が多いの?(大人の事情?)
 唯一、笑いどころは中井貴一に雷が落ちた時の格好がイナバウアーになっているところか。
 アクション監督にチン・シウトンを起用しているのだが、必要以上にくるくる回っているだけで、アクション単独で見ている分には凄いのだが話の流れに合っていない。
 監督は「月光の囁き」や「害虫」、「黄泉がえり」の塩田明彦。
 初期の作品は面白かったし、「黄泉がえり」も面白かったが、今回はあまり成功したとは思えない。
 この感覚は冨樫森の「鉄人28号」を観た時に似ている。
 おそらく色々な事情があったと思うのだが、そんなものは観客の知ったことではないからなあ。
 上映時間が2時間18分もあるのは辛い。
 エンディングの歌はMr.Childrenなのだが、やっぱりここでアニメの「ほげたらほげたら」の歌をを少しでも使う遊び心が欲しいところだ。
 映画の最後に「残り二十四体」(正式な数字忘れた)みたいな字が出てきているので、ヒットすれば続編も考えているみたいだが、できないことを切に祈る。

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