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2006年12月 2日 (土)

「武士の一分」

Busi_1_1b  三村新之丞は、毒見役を務める下級武士で、美しい妻・加世と中間の徳平と穏やかな生活を送っていたが、ある日、毒見役の仕事で貝の毒にあたって失明してしまう。
 当然、仕事ができないために生活ができなくなってしまう。
 そこで、加代は、嫁入り前からの顔見知りだった上級武士の島田藤弥に相談を持ちかけるのが、家禄を守ることと引き換えに弄ばれてしまう。
 事実を知った新之丞は盲目なのを承知で島田に果し合いを挑む・・・・・・。
「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」に続く、山田時代劇三部作の最終作らしいが、いつから三部作になったんだろう?
 しかし毒見役という仕事も命がけなのに凄いのか凄くないのかよくわからない仕事だなあ。
 盲目とか、夫婦愛とかいうと韓国映画だとこれでもかというくらいベタな展開になりそうなのだが、この映画は、そうならないように演出している。
 実は最初物凄く起伏の少ない淡々とした展開だったので大丈夫かなあと思ったが、この何気ない日常生活を描くことにより二人の愛情の深さがわかり、最後の果し合いに至るまでの気持ちがよくわかるの。
 よくよく考えたら目は見えなくなるし妻は寝取られるしといった感じで正に絵に描いたような悲惨な状況なのだが、何気なく笑えるシーンがあって暗い雰囲気にはなっていない。
 まあこれは笹野高史の存在が大きいのだけどね。
 毒見役だったために、最後の料理を食べただけで妻が帰ってきたことがわかるという話にはちょっと涙が出てしまったよ。
 話題の木村拓哉は思った以上に悪くなかったと思う。
 そういえば「ハウルの動く城」の時も公開前からネット上ではボロクソに言われていたが、いざ観てみると意外にうまい声優っぷりで、やはり偏見はいけない。
 しかし彼よりも妻役の檀れい(B85-W59-H87)が大変うまく演じており、この映画の良さは彼女の存在にあるといっても過言ではない。
 あと主人公の叔母役を桃井かおり(B86-W64-H87)が演じているのだが、登場の仕方がちょっとコントっぽいので笑える。
 時代劇という形をとりつつも、話の根底は今の我々の生活に共感できることも多く、改めて考えると下級武士は今のサラリーマンと同じなんだなあと実感した。
 個人的には「たそがれ清兵衛」が一番好きなのだが、この映画は二番目に好きな映画である。
 ただ山田洋二の時代劇の中では、無駄なセリフを極力なくし、役者の何気ない動きで見せていくという点では一番かもしれない。
 残念なのは上映時間が長いのと、主人公が盲目なのにあっさり剣術を習得してしまっているところで、もっと説得力が欲しいところである。

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