「リトル・ミス・サンシャイン」
美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の最終審査に通過した娘・オリーヴのために、あらゆる問題を抱えたその家族が黄色のVWバスに乗って会場まで連れて行くロードムーヴィー。
とにかく家族全員のダメっぷりが半端でなく、父親は成功する方法のセミナーの講師だが自分は成功してないし、じいさんはヘロイン中毒、高校生のお兄ちゃんは誰とも口をきかない引きこもり。
叔父さんはホモで彼氏にフラれて自殺未遂。
そんな家族を必死にまとめようとしている母親。
この母親とオリーヴが唯一まとも。
飛行機代がないので、オンボロのバスに乗っていくのだが、それもクラッチが壊れていて、スタートする時は家族全員で押して走り出したら飛び乗るというもの。
お察しの通り、旅を通して家族が再生していくというお決まりの展開なのだが、道中トラブルがテンコ盛りで、各自の夢がどんどん消えてしまい、さらにはミスコンに間に合うかどうかの時間との競争もあって意外にも盛り沢山な内容!
ミスコンでオリーヴの踊る、おじいちゃん直伝のダンスが実は・・・・・・どんなおじいちゃんなんだよとツッコミを入れながら笑えるものなのだが、意外に次のシーンでは泣けてしまう。
いかん、これはうまい演出だ!
よくよく考えてみたらオリーヴもど~考えてもミスコンに出るような女の子じゃないんだよね。
子供のミスコンというと、どうしてもジョンベネちゃんを思い出してしまう。
改めてジョンベネちゃんって真剣かわいかったんだなあと思う。
自分が好きなのはおじいちゃんで、やっぱり男はこれくらい不良老人にならないとね。
結局、勝ち組負け組みはあるけど、それぞれ自分の納得できる落としどころを見つけなくてはいけないわけだなあと実感!
笑えて泣けて、ちょっと毒があってかなりの傑作!
あざとい泣かせが多い日本映画も少し見習おうよ。
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