「NANA2」
ねぇ、ナナ。
1作目と2作目はどうして別ものなんだろう。
お願い ナナ もう一度元のキャスティングにして。
映画の「NANA」は、原作のアパートやそこから見える風景を見事に再現し、思った以上に真っ当な青春映画になっていた。
興行的にもヒットし、続編の製作が決定!
ところが、ハチ役の宮崎あおい(B78-W57-H78)が降板。
理由は続編ではハチが複数の男とやりまくり状態だからという噂もあったが真偽の程は不明。
それどころかその他のメインの登場人物も降板して違う役者になってしまった。
正に映画版「嗚呼!!花の応援団」の青田赤道のような状態で、さすがにナナ役は中島美嘉(B80-W57-H80)のままだけど、これがaiko(B78-W60-H83)になってたら、自分は絶対に観ないと思う。
そんなわけでもはや原型を留めていないキャスティングだが、完成も遅れたみたいで、前作が公開2カ月前には試写があったのに、今回は公開直前で試写の回数が少ない。
そんなわけで、期待できる要素が少ない続編だが、自分は原作を読んでるので、今回がどこまで映画化され、複雑な人間関係をどう描くかが興味があったので劇場にいった。
初日なのに意外に客が少ないのに驚き!
前作ではナナとハチの出会いと同居生活、最後はタクミと出会うところまでを描いていたが、続編でハチとタクミとノブの三角関係を中心に、ハチの妊娠やブラストのデヴューなどを描いており、ナナとレンの関係は申し訳程度、原作のシンとレイラの関係や、ナナの出生の秘密とかはバッサリ切り落としている。
原作の盛り沢山の話を130分にまとめることは不可能なので、このやり方は正解だと思う。
ところが、今回は意外に観ていて居心地が悪い。
話を進めることが中心で、原作の上っ面をなでただけの中身のスカスカな感じがしてならない。
結局、話が転がり始めるのはハチが妊娠してタクミとノブの修羅場になったあたりからなのだ。
そして売りである音楽も話と別々なものになっており、前作のように音楽と物語がシンクロするようなことはない。
キャスティングはついては、ハチ役は小柄ながらもわがままな体で胸もでかいが耳もでかい市川由衣(B83.-W55-H85)。
彼女は悪くないのだけど、宮崎あおい程、役を自分のものにしていないし、かわいいけど華がない。
レンも前作では松田龍平の腹が気になったが、今回の姜暢雄に比べるとまだましかなと思う。
それよりも役者も変わっていないのに全く前作と全く違う人間に見えるのがノブ役の成宮寛貴で、髪形が違うというのもあるが、ど~考えても今回の方がかっこよくない。
前回と変わらずナナを演じている中島美嘉は、思った以上に演技力の向上がなく、まあ歌があるからとはいえ、歌っているシーンがあまりにも少ないのは困ったところ。
男から観ると、タクミの「女が妊娠→即効認知」というのに男気を感じる。
ハチが料理を準備していたが誰も来ないことがわかって無駄になるシーンがあるのだが、普通ならやけくそになってブチまけてしまいそうなのだが、きちんと冷蔵庫にしまっているところはリアリティがあって良い。
前作が真っ当な青春映画だったので、もし同じノリを期待していくと全く違う物になっている。
同じ監督なんだけどね。
宍戸留美(B78-W57-H79)ってどこに出てたんだろう?→人気blogランキングへ
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アロハ♪
ガールズムービーが、大好きなGOです!
映画「NANA」観ましたー
元気が出て、とてもご機嫌です。
矢沢あいさんの原作コミックは、読んでませんが
ふたりのNANA、中島美嘉ちゃんと 宮崎あおいちゃんは... [続きを読む]
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