「TANNKA 短歌」
フリーライターの薫里は、カメラマンと長年不倫関係にあったが、ある日年下ヴァイオリニストと関係を持ってしまう。
二人の男性の間で揺れ動きながら自身も人間として成長していく・・・・・・。
歌人・俵万智(B83-W64-H86←「サラダ記念日発表時」)の処女小説「トリアングル」が原作で作詞家・阿木燿子(B84-W60-H85←「一番星ブルース」作詞当時)の初監督作品。
原作が俵万智だけに、各エピソードの間に短歌が入る。
そういえば、昔、「サラダ記念日」がブームだった頃に「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」という今観ると意味不明な映画があったなあ。
おそらくオサレで女性のための官能映画を作ろうとしたのだと思うのだが、映画としてのキレがなく、やたらとエロシーンは多いのだが、中途半端で実用性がない。
ベリーダンスとセックスを重ねているところも映像表現的に効果的かというとそうでもなく、話の流れ的にも、そのためにベリーダンスの取材をするという無理無理な設定なのである。
二人の男性の間で揺れ動く心といっても、映画を観ている限りは、年下の男寄りに話が進んでいるようにしか見えない。
要所要所で短歌が出てくるのだが、映像がそれを越えるようなものでないのが残念でならない。
主演は、これが映画初主演の黒谷友香(B83-W60-H85)。
CMやドラマで活躍しているのだが、自分の中ではトホホ時代劇「忍-SHINOBI-」のお色気担当の忍者のイメージしかない。
この映画では乳首まで見せてがんばっているが、救われないと思う。
まあ一応、仮面ライダーファンとしてはスカイライダー村上弘明と「THE FIRST」の黄川田将也、カブトの本田博太郎が出演しているのがポイントか?
結局、この映画は黒谷友香のお宝映像が拝める映画としてのポジションで終わってしまうんだろうなあ。
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