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2006年11月16日 (木)

「オープン・シーズン」

Openseason_3_1b  ソニーピクチャーズアニメーション制作、長編フルCGアニメーション第一弾らしい。
 今やアメリカ映画の主流となっているCGアニメだが、ソニーピクチャーズが長編にまだ手を出していなかったのは意外だった。
 人間界で何不自由なく育った熊のブーグと野生の鹿エリオット。
 全く違う環境で育った2頭が、数々の冒険を乗り越えながら育む勇気と友情を描いた話で、オープン・シーズンとは「狩猟解禁」の意味。
 人間に育てられた熊というと、「うわさの姫子」でお馴染み藤原栄子先生の「帰れコロスケ」を思い出すなあ。
 アメリカのアニメは動物が話をして、歌と踊りがあってというのが定番だが、この映画もその延長線上にある。
 昔はフルCGアニメというとピクサーが他の追随を許さなかったが、ここ最近は結構あちこちの会社が製作している。
 もちろん、その中にはダメな映画もあるわけで、ここ最近だと「チキン・リトル」なんかは救いようがないくらいつまらない。
 「オープン・シーズン」は正直言うとあまり面白くない。
 同じ動物物だったら「マダガスカル」の方が面白い。
 所詮はギャグの入ったアニメなので多少の強引なところがあっても、気にならないくらいの勢いがあればいいと思うし、テックス・アヴェリーのように最初からシュールな演出であれば問題はない。
 ところが、この映画はそこらへんが中途半端で強引なのである。
 問題を起こしたブークが森へ返すのだが、狩猟解禁日直前に返すのもどうよ?といった感じで、後でハンターとのエピソードがあるための無理無理な展開でしかない。
 最後も母親代わりのベスよりも森の仲間を選ぶのだけど、どう考えてもそういう心理状況になるとは思えない。
 やっぱり動物は自然が一番とか友情が大切とかいいたいのだろうけど説得力なさすぎ!
 今回、日本語版はソニーのハリウッド本社が日本の声優陣を直々指名したらしい。
 主役の熊・ブーグ役は石塚英彦、相棒の鹿・エリオット役は八嶋智人、ブーグの育て親・ベス役は木村佳乃(B83-W58-H83)。
 本職の声優以外が声をあてるのを反対している人もいるが、自分はここ最近の声優はうまいと思わないので(特に「ぴちぴちピッチ」の中の人とか)、この起用は大歓迎!
 今回、八嶋と木村は真剣うまい!
 一応、本当はマーティン・ローレンスとか、アシュトン・カッチャーとかが中の人らしいのだけど、外人の声は聞いても全然わからない。
 自分の中ではテリー・サバラスの声は森山周一郎だと思っているくらいなので、実際の声なんかどうでもいい。
 技術的には毛の質感や水のCGは凄いのだけど、話が面白くないとどうしようもないし、ソニーもせっかくフルCGアニメに進出したのに、このレヴェルではまずいっしょ。

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