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2006年11月14日 (火)

「愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~」

1502677  自分の住んでいるところでは、土曜日は学校から帰ってくると昼飯食べながら「吉本新喜劇」を観るというのが定番だった。
 当時は舞台=吉本新喜劇であり、それ以外の舞台といえば迷わず誰もが「8時だよ!全員集合」と答えただろう(「突撃!ヒューマン」とか言う奴もいるが無視)
 本当は宝塚があるはずなのだが、全くアウト・オブ・眼中で、おそらくお笑いでないものは舞台でないと思い込んでいた。
 それに宝塚は上品なイメージがあって近づきがたいものがあったのだ。
 そういえば馬鹿なことをしていると「吉本いけ!」とは言われるが、歌がうまいからといって「宝塚いけ」とは言われない。
 化粧が濃いと「お前は宝塚か」とツッコミは入るくらいである。
 宝塚は歌謡ショーであり、女が男を演じる奇妙なもので、男は観ないものと決めつけていた。
 宝塚を意識しだしたのは、毎週土曜日に「吉本新喜劇」を見ながら飯を食べ始めておそらく10年以上経ってからだと思う。
 周りの女の子には宝塚ファン、いわゆるヅカファンが意外に多いことがわかってきた。
 宝塚について熱く語る彼女達についてゆけず適当に頷いていた。
 なんとなく濃いアニメファンが嫌われているのが理解できた次第である。
 そして極めつけは同じ会社の女の子である。
 「あたし結婚するから宝塚やめるわ」
 「お前、普通のOLやん」と言おうとしたが、ひょっとして会社がはねた後宝塚でバイトしてるのか?と思ったがそうでなく、結婚するのでファンをやめると言うだけ。
 旦那になる人がノーマルなので、自分も合わせたいので、きっぱり足を洗うらしい。
 ちょっと興味本位で宝塚関係の本をもらうことにした。
 そんなわけで自分の家には「歌劇」やら「宝塚グラフ」やらがあって、よせばいいのに一通り目を通してしまった。
 いや~世の中には色々なものがあるなと感動!
 2002年1月3日と4日に放送した「愛と青春の宝塚」は前編・後編で約5時間。
 正月番組はむやみやたらと長いくだらない番組が多く、映画の上映時間も2時間以内を推奨する自分としては5時間も誰が観るんだ?と思ったが・・・…すいません、リアルタイムで一気に観てしまいました。
 大変面白いんだから仕方ない。
 世に中には、これが映画だったらなあと思うTVドラマがある。
 無料で面白いTVドラマを観ると、金払って劇場でつまらない映画を観せられるのがいかにバカバカしいかと考えてしまう。
 前日のモーニング娘。のドラマ(特に「はいからさんが通る」)がクソつまらなかったので、面白さも倍増である。
 話は戦前戦中、戦後の5人のタカラジェンヌを主人公に愛と友情などを描く。
 出演は藤原紀香(B88-W60-H89)木村佳乃(B83-W58-H83)米倉涼子(B84-H59-W85)中谷美紀(B85-W58-H87)春花(誰?)椎名桔平、ユースケ・サンタマリア、仲村トオル。
 その他にも元宝塚出身の芸能人が出てきたり、チョイ役で現役タカラジェンヌが出ていて目が離せない。
 脚本は「ふたりっ子」の大石静。
 このドラマで姉御肌のトップスターを演じる藤原紀香がえらくハマリ役で、「シュレック」の吹き替えも思った以上にうまかったのでちょっと見直した。
 木村は妙に男役のメイクが似合うのが意外だったが、身長が足りないのが残念。
 米倉は首が短くて思った以上に丸顔である。
 中谷は妙に痩せすぎている感じがするのだが、病気持ちの役柄なのである意味正解かもしれない。
 椎名は宝塚の脚本家で、藤原との関西弁の会話が妙にテンポが良く、このドラマの勢いはこの二人の会話にもあると思う。
 ユースケ・サンタマリアは米倉扮するタカラジェンヌに憧れる画家役で、この2人のエピソードは結構泣かせポイントが高い。
 彼と一緒にいる漫画好きの少年が実は将来の手塚治虫というのがハッタリがきいていて良い・
 仲村トオルは軍人役で軍服着るとどうしても「ビー・バップ」になってしまうのは笑える。
 これらの登場人物がうまく出入りして笑わせるところは笑わせ泣かせるところは泣かせる。
 物語は木村扮する年寄りの回想で始まる形を取っており、ということは彼女は生きているわけだから他の登場人物がどうなるか気になって仕方ない。
 歴史物なので戦争から阪神大震災まで盛り沢山なので観ている方も気合が入るというもの。
 約15分毎にCMが入るので朝の連ドラっぽいので適当な息抜きもできるのも良い。 
 とういうかこのドラマ完全に朝の連ドラの雰囲気なのである。
 そういえば宝塚を舞台にした「虹を織る」という朝の連ドラあった
 時代考証的に不自然なところもあったりするのだが、話に勢いがあるのでそれが気になる程でもない。
 映画ファンはドラマを頭から見下げている傾向があるが、基本的には偏見だと思う。
 そもそも映画とTVを同じ土俵で全てを語ることは不可能である。
 金払って映画館で暗闇でスクリーンに集中する映画と、いやになったらチャンネルを変えればすむTVと一緒にすることは無理がある。
 すぐに観るのをやめることができるのは製作側にとってはかなり辛いと思う。
 バカの一つ覚えみたいにドラマは顔のアップが多いやらCMが入るやらとしたり顔で言っている奴もいるが、解像度の悪いTVでは当然であり、CMがあるから無料で見られるわけであって逆にCMでチャンネルを変えられないための構成を練りに練っているはずである。
 そういう条件を踏まえた上での制作である。
 誰でも楽しめるように作っているドラマに比べ、むしろ最近の日本映画の一人よがりな話はなんとかならんのか?と思ったりするのだが・・・…基本は面白ければOKであることは今更言うまでもない。
 とにかくこのドラマは(自分的には)大変面白いのでオススメなのだが、ドラマは映画と違い1回見逃すと再放送かビデオ化しかないのと、時期を逃すと冷めてしまうのが辛いところ。
 それがTVドラマの運命か?
 
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