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2006年11月 9日 (木)

「電車男」

Movie  ネットの面白さは即時性と何でもありで先が読めないところであり、本や映画と違い予定調和がないところだろう。
 これは古くはパソコン通信時代からなのだが、特にバトルは楽しくて、ただ荒らすだけの匿名掲示板よりIDの表記されるパソコン通信の方が絶対に面白かった。(実はつい最近までニフティマネージャーを使ってました。エヘ)
 バトルが気になって会社でちょくちょく進捗状況を確認してたのも懐かしい思い出だ。
 シスオペが発言を削除するまでに読んで保存するのが楽しみだった。
 電車男はどちらかというとこれに近いものがあり、リアルタイムで進む恋愛話は当事者以外には大変面白い。
 またどう考えても恋愛からほど程遠いオタク男が右往左往しているのは滑稽である。
 しかし、悲惨な結末かと思えば大ドンデン返しのハッピーエンドであることに意外性があり、いつのまにかネットで経過を見守っていた者が感情移入しているため感動するのである。
 もちろん、これが嘘か本当かわからない。
 真実よりも不特定多数の参加型恋愛話で、あの殺伐とした2ちゃんねるから始まったことも意外性があって面白いのだ。
 これらが本になって売れて、漫画化もされたとなれば当然映画化もあるわけで、映像でネットのイメージをどこまで表現するかが、この映画の見所といえるだろう。
 映画は電車男とエルメスを中心に、顔の見えないネットに参加する様々な人々を描いている。
 「世界の中心で、愛をさけぶ」がボンクラ男子高校生の夢を描いているとしたら、この映画はオタク青年の夢を描いている。
 この映画は思った以上に悪くはない。
 前半の恋愛に不慣れな電車男のちょっと空回り気味の行動が笑えるし、だからこそ後半の自分をさらけ出すところが生きてくる展開も王道とはいえ正解だろう。
 自分が意外に感動したのは、過去に電車男が落ちている定期を拾ってあげてそっと小学生に渡すのだが、実はそれは小学生の物でなく隣りにいたエルメスのもので、実は知らない間に二人は出会っていたというもの。
 いや、韓国映画みたいにベタだとは思うけど、こういうちょっといい話は必要だよね。
 ネットの掲示板をどうやって映像化するかと思ったら、意外にもオーソドックスで字で、見せたり、街のネオンをで見せたり、時には心象風景でネットを見ている連中が一同に会して話したりしていた。
 映画の中では掲示板が2ちゃんねるだとはいってないけど、2ちゃんねる用語が色々なところで出てくるのだが、初めて見ると何が何だかわからないかもしれないが、それ以上に2ちゃんねるが実はいい人の集まりと勘違いされるのもいやだな。
 電車男のシャツにさりげなく「百式」と書いてあるのはツボをおさえていて笑える。
 映画を観ていて森田芳光の「(ハル)」を思い出した。
 パソコン通信を早々と映画に取り込んだ映画だったが、「『はじめまして』で始まるラブ・ストーリー」の言葉通り、男女それぞれの生活をきっちり描き最後は二人が出会ったところで終わる。
 普通の恋愛ドラマの逆で実際に顔を合わすまでが新鮮であり、それまでの男女の生活がきっちりと描かれ、時々挿入される何の変哲もないメール文字が効果的で大変良かった。
 ついでにいうと深津絵里(B83-W57-H83)はこの映画のポスターの時が一番美人だと思っている。
 あれから約10年経ったんだなあ。
 おそらく今のネット時代の若い人から観るとたるい映画なのかもしれないが、パソコン通信でちまちまとフォーラムなどに参加していた自分にとっては捨て難い1本だ。
 そして「電車男」は発展した通信形態の新しい恋愛映画のの一つであるんだろうなあ。

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