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2006年11月30日 (木)

「プラダを着た悪魔」

Prada  ひょんなことから一流ファッション誌で働くことになったヒロインが、鬼のような上司に振り回されながらも恋に仕事に奮闘する姿を描く話。
 ファッション誌の編集部が舞台だと、日本のTVドラマだとおしゃれで中身がない恋愛話が中心のベタな話の場合が多いのだが、この映画は宣伝は女性をダーゲットにしているものの、そんな単純なものではなかった。
 少なくともかわいい女の子の単純なサクセスストーリーではない。
 正直、主人公がのしあがっていく「どてらい男」状態の話かと思ったが、最後は意外な展開!
 それぞれの登場人物にはそれぞれの価値観があり、基本的に悪い人が出てこないというのも良い。
 あの鬼の上司でさえも人間的な弱さを持っているし、彼女の価値観もよくわかる。
 ファッション業界の話だけでなく、主人公の彼氏や友達の仕事の話を入れることにより、それぞれの世界にはそれぞれの価値観があるという描き方が、女性だけでなく幅広い層の支持を得ることができると思う。
 テンポが良く上映時間が短いのも良い。
 ヒロインのアン・ハサウェイ(B88-W60-H88)は映画の中で「太っている」と言われているが、ど~考えても太っているようには見えない。
 あれで太っているのならファッション業界はどんな世界なんだ?
 個人的にはあの少しタレ目っぽいところがあまり好きではないんだけどね。
 むしろ第一秘書の女の子の方がかわいいと思うな。
 アン・ハサウェイよりもキャラが立ちまくりなのだが、上司役のメリル・ストリープ(B86-W58-H84←「ディア・ハンター」出演当時)で、彼女の“That’s all.”の言い方がかっこいい!
 こんな上司はいやだけど、こんな上司になりたいと思うサラリーマンは多いはず。
 発売前の「ハリポタ」を手に入れるというのは、実力というより運なんだけど、あれって「少年ジャンプ」を前の週の金曜日に手に入れるよりやばいんじゃないの?

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2006年11月29日 (水)

「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」

Odorup02  夏休み映画の日本映画は子供用と決まっているので、アニメとか特撮物になるわけで、大人は外国映画の超大作娯楽映画と決まっている。
 しかし、よく考えてみたら外国映画の超大作娯楽映画、「スター・ウォーズ」でも「スーパーマン」でも何でもいいのだが、それらは大人だけでなく子供が観ていても楽しかったはず。
 つまり老若男女たが楽しむ映画は作ることができるわけで、日本映画だってできるはずなのである。
 「踊る大捜査線」はTVドラマの映画版だが尋常でないヒットをしていて、立ち見が出るくらい大盛況でロングラン興業だった。
 ヒットした映画があれば当然2匹目のドジョウを狙うのは当然で、いくらなんでもヒットしていないけど、2作目を作ろうとかいう映画会社はないだろう。
 確かに正月映画に「北京原人」やら「千年の恋」やら上映して失笑を買っていて、上層部が何を考えているのかさっぱりわからない映画会社もあることはあるのだが・・・・・・。
 出るべきして出てきた「踊る大捜査線」の映画第2段を夏休み映画として公開した東宝は大英断だと思う。
 普通なら夏休みは「ポケモン」でお茶を濁して秋に公開して冬休み映画までのつなぎにするのが一番美味しいやり方であるのだが、それをやらなかったのが良い。
 少なくとも夏休みに子供映画以外の作品を大々的に公開しているのは評価するべきだと思う。
 TVドラマも映画も面白かったので、最新作には期待してしまうのは当然だろう。
 初日の満席の中で観たのだが、2作目というのは大抵トーンダウンしてしまうもので「エイリアン2」とか、「ターミネーター2」とか例外もあるが、1作目を越えることはできない。
 しかし、この作品においては1作目同様の面白さをキープしており、十分面白く観ることができた。
 少なくとも明らかに違う話に移行しつつある「ターミネーター3」や話はよくわからないが、映像だけ観る価値があるというほとんどサーカス状態の「マトリックス・リローデッド」、勢いだけで突っ走る「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」よりも、自分はこの映画を買う。
 評論家の中には所詮TVドラマの映画化じゃないかと馬鹿にするかもしれないが、あえて言いたい。
 TVドラマで悪いか?
 自分はつまらない映画よりも面白いTVドラマの方を評価する。
 話はパーティー会場にテロリストが立て籠もり、それにSATが立ち向かうところからスタート!
 もちろんどう考えてもテロリストは湾岸署の人間で訓練であることは、エスパーでなくても想像がつく。
 ところが、この映画はもう一ひねりしてあって、対テロの訓練を受けたSATに逆に勝ってしまっうところで、もう最初からこの調子で、相変わらずクソ細かいギャグや伏線、ファン・サーヴィスなど目白押しである。
 TVドラマですっかり登場人物のキャラクターが立っているので、今更人物説明する必要もないわけで、これがシリーズ物の強みだろう。
 もちろん、だからといってマニアックなアニメみたいに脳内補完をしないと何がなんだかわからないというものでもなく、知っている人はより楽しく知らない人でもそれなりに楽しむことができるのが良い。
 今回はお台場の湾岸署管内で殺人事件が発生。
 湾岸署の刑事たちは捜査本部の女性管理官の命令に従いつつ、暴行やスリなど所轄の事件も捜査する。
 一見関係ない事件が話が進むにつれて結びついていく。
 「パトレイバー2」を思わせるような、東京を舞台にうまく使っており、それらが、東京に住んでいる奴にしかわからないようではなく、東京を知らない田舎者(自分のことですね)でもきちんと状況がわかるように映像で説明しきってしまう。
 そして相変わらず捜査本部の物々しさや、コンピューターの使い方などいかにもなハッタリのかまし方で、いかにも大がかりな事件であることや迫力を見せている。
 今回初めて登場する女性管理官の横暴ぶりもうまいが、後半あたりで口には出さないものの捜査方法に問題が出てきて焦りが出ているのを目線やちょっとした動きで見せているのはうまいと思う。
 レインボーブリッジを封鎖するのに妙に手続きが面倒であるというのは、ちょっと建築関係の仕事をした人間には笑えないものがあるが、この一筋縄でいかないものをいかにクリアするかがと、この物語の面白さであることは言うまでもない。

 映画としては水準を十分クリアしているし、やはり昨今のスピンオフより遙かに面白いのは、本家の実力か。  

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2006年11月28日 (火)

「ヅラ刑事」

061124duradeka  カツラをブーメランのように投げ飛ばす刑事の話で、「太陽にほえろ」などの往年の刑事ドラマを元にした映画である。
 そういえば若い頃、自主映画の上映会に行くと、時々こういう作品が1~2本あるのだが、ポエムで芸術指向が多い中では一服の清涼剤で、相乗効果のために大変面白く感じてしまうのだ。
 この映画も若干ねらいすぎのところもあるのだが、劇場で大勢で観ると妙に笑えてくるのだ。
 ヅラを投げる時の音がウルトラセブンのアイスラッガーというのも笑える。
 川崎実監督の作品の中では一番面白いと思う。
 まあ、こんな映画ばっかりだと困るのだけどね。
 前から言っているけど、「脱力系」や「おバカ」という言葉でごまかす映画は勘弁してほしい。

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2006年11月27日 (月)

「ありがとう」

Arigato_1_1b  ♪さわやかに恋をして さわやかに傷ついて~
 いや~タイトルだけ聞いたらTBSドラマの「ありがとう」の映画化かと思ったが、阪神・淡路大震災で被災し、60歳目前にしてプロゴルファーを目指した実在の人物・古市忠夫氏の活躍を描いた映画だった。
 1995年1月17日は、朝寝ていたら物凄い揺れに驚いた。
 時間的には2分あるかないかだと思うのだが、その短い時間に考えている暇はなく、ましてや行動する時間なんかありはしない。
 自分がいた場所は震源地から離れていたが、それでも大きく揺れた。
 今まで地震の避難訓練はどうして行うのか疑問だったが、地震は時と場所を選ばない。
 いざという時は考えて動くのではなく、本能的に動かなければならない。
 そう考えると体の片隅にでも覚えておく、避難訓練は大切だとつくづく思った。
 あの地震以降、ちょっとワクワク感があった地震も、怖い存在になり、ちょっと揺れただけでも怖くなってしまう。
 震源地から離れた場所にいた自分がこうだから、震源地の人には大きなトラウマとなったかもしれない。 (添付写真は後日被災地に行った時に撮影)Dsc00001_1 Dsc00002_1 Dsc00003

  この映画の見所は何といっても15億円かけたといわれる地震のシーンである。
 同じように阪神・淡路大震災を取り扱った「マグニチュード-明日への架け橋-」が一軒の家を燃やして地震を描こうと無理をしていたことを考えれば、この映画の地震のシーンは凄まじい。
 とうとう日本も「ワールド・トレード・センター」のような映画ができるようになったなあと思った。
 もっとも、地震のシーンを全て作っているわけでなく、ニュースの映像をそのまま使っている箇所もあるため、急に画質が劣化するところもあるのだが・・・・・・。
 ところが、前半はOKなのに、後半の主人公がプロゴルファーになる話になると全く別物となってしまい、地震のシーンがうまくできていたのに、ボールが飛ぶCGは大変お粗末!
 そもそも町の復興と主人公がプロゴルファーになることがリンクしていない。
 この映画を観る限り、主人公は仕事もせず(一応町の復興のために動いているらしいのだが)、奇跡的に残ったゴルフセットがあったためにいい年なのにプロゴルファーになると言っている困った親父にしかみえない。
 もし皆が生活を戻そうと苦労しているのに、こんな親父がいたら、自分だったら応援しようという気にはなれない。
 また、町の区画整理の話の時に話し合いの場でその場で多数決をして賛成が多いというのも、一見良い話のようにも感じるが、実に嘘臭く、実際はどうだったのかは知らないが少なくとも説得力はない。
 主演の赤井英和は、まあいつも通りといえばいつも通り。
 キャディー役で薬師丸ひろ子(B80-W60-H84)が出演しているのだが、「マグニチュード-明日への架け橋-」にも出演しており、阪神・淡路大震災の御用達女優か?
 個人的には阪神淡路大震災を、ただ泣かせるための題材として使われていくのが辛く、特に日本映画の場合、戦争を取り扱う時もそうだが、そうなる可能性は大きい。
 せめて一本でもいいので、「ワールド・トレード・センター」のようなものや、「プライベート・ライアン」のオマハビーチの戦闘シーンのような疑似体験ができるようなものを作ってほしい。
 これは被災地の人を茶化しているわけではなく、だからこそ、災害に強い街づくりが必要と思わせるのも方法としてはありではないか?

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2006年11月26日 (日)

「ニライカナイからの手紙」

Niraikanaikaranotegami  自分も適当なので、この映画のポスターを見た時、「ニカラグアからの手紙」って思っちゃいましたよ、マジで。
 6才の時、東京に行って戻らない母からは毎年誕生日に手紙だけは届く。
 沖縄・竹富島に祖父と二人で住む少女は高校を卒業し、写真の勉強をするため東京に出る。
 そして20才の誕生日に彼女は全てを知る・・・・・・。
 基本的には韓国映画なみのベタな話展開である。
 母親の帰ってこない理由は途中でわかってしまう。
 ここで母親の深い愛情を感じるかどうかでこの映画への思いが変わってくるのだが、自分はこれに関しては結構微妙!
 母親と祖父のしていることは目茶苦茶残酷で、さっさと真実を明かした方が、最初は辛いかもしれないけれど子供には良いと思う。
 しかし、この映画は母親と祖父の選択の理由付けがきちんとされており、賛成はできないけれど選択肢としては納得はできる展開となっている。
 帰ってこない母親の話をえんえんと2時間近くやられたら辛いものがあるのだが、それ以上に主人公の成長と周りの人のやさしさがきちんと描かれていたのでOK。
 些細なことだけどカメラマンの助手として右も左もわからなかった主人公が時が経過して慣れていく様子がフィルムのさばき方で見せているところはうまいなと思った。
 ニンニク漬けのやりとりは主人公と祖父の愛情がわかって泣ける。
 登場人物は根本的に皆やさしくて、あの人使いの荒いカメラマンやそこをやめた助手も意外にいいひとだったりする。
 島から東京に出て来て地図を観ながら歩いている主人公は、かつて学生時代に東京に出てきた自分を思い出した。
Nirai_trailer_02  この映画は基本的に絵作りが良くて、特に竹富島でのポストと海と人物の配置が凄く良い。
 まあ本当はあんな波がかぶるようなところにポストがあるとは思えないのだけど、海を渡ってくる手紙という意味では表現上はありだろう。
 ちょっとハイキー気味の画面は岩井俊二の映画を思わせる。
 蒼井優(B82-W58-H82)はこの映画が初主演だそうで、「花とアリス」は違うらしい。
 自分はあの映画は彼女に感情移入していたのでちょっと意外な感じがした。
 彼女は美人という感じがしないのだけど味があって良い。
 前田吟はどうも「男はつらいよ」のひろしのイメージがつきすぎて、ちょっと自分の中では浮いていた。
 なんか、印刷屋がつぶれて郵便屋になった感じっすよ。
 この携帯電話は出てきてもメールを使うシーンはないのは郵便関係が協力しているせいか?

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「トゥモロー・ワールド」

T_world_2_1b  西暦2027年、人類はすでに18年間も子供が誕生していなかった。
 希望を失った世界には暴力と無秩序が拡まっており、イギリス政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで辛うじて治安を維持していた。
 エネルギー省の官僚セオは、彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織フィッシュに拉致される。ジュリアンの目的は、妊娠している黒人の少女を母子共にヒューマン・プロジェクトという組織に引き渡すことであり、そのためには通行証が必要だった。
 彼らの要求に最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだが・・・・・・。

 原作はP・D・ジェイムズの小説で、映画の原題は「CHILDREN OF MEN」。
 しかし、このような変な邦題になってしまうのは、配給が東宝東和だから仕方ないのかもしれない。
 定番の近未来SFといえばそれまでなのだが、これが意外に面白い。
 とにかく荒廃した世界の描き方と戦闘シーンが凄い!
 特に噂の戦闘シーン8分間の長回しには感動
 これだけでも観る価値あり。
 何故子供が生まれないのかは最後まで全くわからないが、一種の寓話の体裁をとっているためにそれは大きな問題ではない。
 その証拠にあれだけドンパチ戦闘中でも、赤ん坊の泣き声で戦いが止まってしまうではないか。
 またこの映画はシリアスな話展開の中に結構笑えるところもあって、エンジンかからない車を押して逃げたり、主人公が靴下で外に出たら泥の水溜まりだったり、靴のサイズが合わなくてサンダルを履いたり、またしばらくしてスニーカーをもらったり、そこらへんが緊迫した中にもうまいアクセントになっていて良い。
 建物内を何気に歩いている鹿もシュールで笑える。
 監督は「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン。
 自分は結構好きな映画なのだけど、劇場はガラガラだった。
 「ブレード・ランナー」のように後で評価される映画なのかもしれない。

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2006年11月25日 (土)

「NANA」

Nanabt1  自分は「クッキー」を創刊号から読んでいるが、ここ最近は全然面白くなく、「NANA」と「きせかえユカちゃん」が終わったら真剣やめようかなあと考えている。
 「NANA」は自分だけが面白いと思っているだけではなく、結構若い女の子達の間では人気があるようで、特に20代前半あたりの女性の人気は高いのは、おそらく彼女らは子供の時、同じ原作者の「ご近所物語」を観ていた世代、いわゆる「ご近所世代」で、もろ影響を受けていると思う。
 もちろん30年前の「キャンディ・キャンディ」程ではないと思うけど、「ご近所物語」見てデザイナーを目指している女の子もいるから、その影響は意外に大きいかも。
 彼女らが「NANA」を読んでいるわけやね。
 「NANA」の映画化で最も気になるのはキャスティングだろう。
 そして現在も連載中の原作をどこまで映画化するのか?
 または全くのオリジナルか?
 監督が大谷健太郎というのも気になるところで、確かに「avec mon mari」や「とらばいゆ」は面白かったのだが、「約三十の嘘」を観た時に思ったのだけど、この監督って会話ばっかかよ?
 別にそれはそれで嫌いじゃないんだけど、「NANA」でず~っと会話だけしていたら真剣いやじゃない?
 いや、そんなことしたらファンが許さないって。
 そんなわけで映画化でドキドキするのって、「銀河鉄道999」以来かも。
 もちろん、もういい年なので、原作とイメージが違うと怒ることはないし、それはそれで楽しむこともできる。
 昨今は映像化した場合はそれなりに昇華されることが多いので大丈夫だと思うけど、ほら、我々ってやっぱり世代的に「ドカベン」とか結構きつい実写化を観ているので、ちょっとトラウマがあるんだよね。
 そんなわけで出演者と物語について思ったことは以下の通り。

 大崎ナナ=中島美嘉(B80-W57-H80)

 中島美嘉は「偶然にも最悪な少年」(映画は「偶然にも最悪な映画」)を見れば演技はおして知るべしなので、ポイントは歌えることだろうし、メイクで雰囲気は出ていると思う。
 自分的には土屋アンナ(B85-60-H89)が良かったかも。
 でも時代的には椎名林檎(B87-W60-H88)がモデルなのかな?

 小松奈々(ハチ)=宮崎あおい(B78-W57-H78)

 最初は自分のイメージは石川梨華(B80-W60-H80)かなあと思っていたが、意外にもあおいちゃんで正解!
 つうか目茶苦茶かわいいじゃないっすか。
 今時の女の子の雰囲気が良く出ていたと思う。

 レン=松田龍平

 時々、顔がモノマネ芸人のコロッケに見えるのだけど自分だけっすか?

 ノブ=成宮寛貴

 う~ん、自分の中ではあまり印象ないからこれでいいんじゃないの?

 ヤス=丸山智己

 制作発表があってキャスティングが決まってない時に、絶対に窪塚だと思ったよ。
 そうでなかったらサンプラザ中野か松山千春かなあ。
 それはヤス=丸ボウズ&サングラスをイメージするからで、つまりこれさえ守っていれば誰が演じていてもいいわけなのである。
 だから今回の映画化も本当にサンプラザ中野でも松山千春でも自分は驚かない。
 いや、むしろ音楽やってるからピッタリだよ(年齢は除く)
 ところで、ヤスは見た目の割りには実は弁護士というところにポイントがあるわけで、この設定が映画ではうまく生かされていないというのがちょっと残念!
 そんなわけで、この俳優が誰か知らないけれど、ボウズ&サングラスだったらOKじゃない?

 シン=松山ケンイチ

 シンってもっと若いイメージなんだけどなあ。
 まあこの人の場合、今や「デスノート」のLが一番のハマリ役なんだけどね。
 

 タクミ=玉山鉄二

 映画とは思うようにならない出演者や不運なキャラクターを言う!
 「逆境ナイン」のイメージが強すぎるのと、原作のイメージだともう少し線が細いと思う。
 へたするとこの映画で彼のキャスティングが一番の逆境かも。
 出演時間が少ないのが救いか?
 原作を読んでいる限り、自分は男性キャラは巧が一番の好きで、年とると彼の懐の深さに感じるものがあるんだけど、この映画ではそこまで描かれていない。

 章司=平岡祐太
 幸子=サエコ(B80-W56-H82)

 いや、実は章司と幸子の話はカットすると思っていたので、ちょっと意外だった。
 この映画の幸子役の声が妙にアニメ声で萌え萌え度が高い!
 しかし、この時はまだ「バックッダンサーズ」や「のだめカンタービレ」に出演する前で、どこの誰かも知らない状態だった。
 章司と幸子は連載初期のキャラなのですっかり忘れていたし、映画化においては真っ先に割礼いや割愛されるキャラだと思っていた。
 まあ映画を観る限り、ナナの恋愛と対比させるらめには必要かもね。
 章司が幸子とくっついてしまうことがひどいと怒っている腐女子もいるらしい。
 でも、ハチみたいな女って若い時につきあうと重たくない?

 映画はハチがタクミと知り合うとこで終わり。
 これはうまい終わり方だと思う。
 心配していた会話だけして終わりという展開にならなくて良かったと思う。
 二人の女の子の対照をうまく描いていると思うし、約2時間の上映時間だとこんなものかもしれない。
 もちろん、時間軸を入れ替えたりして見せる方法とかあるのだが、正攻法で映画化して正解。
 ナナとハチが住むアパート(?)って、原作のまんまなんだけど、やっぱりCGなのかなあ?
 実は細かいところで何気に凄いと思うぞ。
 残念ながらTVアニメの「NANA」は真剣つまらない。
 漫画をそのままアニメ化しているのは悪くないのだけど、もうちょっとアニメならではの表現や面白さがほしいと思う。

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2006年11月24日 (金)

「g@me.」

Gme  仲間由紀恵(B78 W59cm H80cm)はCMやドラマに引っ張りだこで、「トリック」に出演してコメディエンヌ としての才能もあることも発覚し、紅白の司会もしたし、大河ドラマにも出演している女優だ。
 しかし、美人であるにもかかわらず、残念なのは、「トリック」でも散々ネタにもされている通り巨乳でないからで、現在週刊誌のグラビアに載るには悲しいかな巨乳でないと難しいと言えよう。
 だから巨乳&ヤンキー雑誌「ヤングマガジン」に彼女が載ったことはあまりないと思われる。(もちろん、今は水着になる必要はない)
 「g@me.」は、「リング0」やら「ガメラ3」やらキワ物映画に出演していることが多い彼女の誘拐を軸とした恋愛物である。
 新商品キャンペーンの企画を、依頼会社の副社長につぶされた、広告代理店のクリエイターが、偶然にも副社長の娘と出会い、彼女と組んで狂言誘拐を仕掛ける。
 誘拐物といえば黒澤の「天国と地獄」や岡本喜八の「大誘拐」渡哲也が人工肛門でがんばった「誘拐」など、意外に傑作が多い。
 やはり割に合わない犯罪と言われている誘拐をいかに行うのかが面白いからだろう。
 映画を観ていて「あ~このやり方があったか」と感心させれば制作者冥利につきるだろう。
 この映画の誘拐は誘拐でも狂言誘拐で、さらには共犯であるはずの男女がいかに相手を出し抜くかのか、それとも恋愛関係が成り立つのかが最大の見所である。
 この手の話はドロドロとした展開になってしまいそうなのだが、この映画は根本がトレンディドラマなのでそうはならない。
 何しろ男は広告代理店に働き高層マンションに済んでいるし、女は大金持ちのお嬢様だ。
 誘拐の犯人がよく言うところの「みんな貧乏が悪い」ということにはならない。
 だからといってこの映画はつまらないかといえばそうでもなく、あくまでゲームとして面白いのである。
 いや誘拐は二の次で実は男女のコン・ゲームがこの映画のメインなのである。
 正直、ちょっと調子よすぎるかなと思うところもあるが、「明るく楽しい誘拐物」(そんなジャンルあるのか)としては良いと思う。

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2006年11月23日 (木)

「椿山課長の七日間」

Tubakiyama_katyou_no_7nitikan  デパートに勤務する椿山課長はバーゲン中に、倒れて突然死してしまう。
 椿山が目を覚ました場所は天国と地獄の中間で、ここでは天国行きか地獄行きかの審判を下されるのだが、自分の死に納得がいかず、戻る事情があると判断された者は、期間限定で現世に戻ることが許される。
 椿山課長以外に現世へ戻ることを許されたのは、ヤクザの親分と、本当の親の顔を知らない少年。
 現世に戻った椿山課長は若い美女になり、ヤクザは若いイケメンのスタイリスト、少年は女の子の姿になっていた・・・・・・。
 原作が浅田次郎なので、またもや泣かせものなんだろうなあと思ったのだが、そんなに無理無理のものではなかった。
 出演は椿山課長に西田敏行、彼の現世の姿である美女に伊東美咲(B83-W58-H87)、ヤクザの現世の姿に成宮寛貴、少年の現世の姿である少女に志田未来(B72-W54-H77)。
 そして死後の世界の案内人を和久井映見(B82-W57-H85)が演じている。
 もし、男が女になっちゃったら、あんなことやこんなことなど色々なことするだろうなあ。
 ついでに一度、生理というのを経験したいなあとか不謹慎なことを考えてしまうだろう。
 話はまたもやよみがえり物なのだが、もはや定番の設定なのだろう。
 だからこそ良いも悪いも脚本と演出次第なのである。
 今回は、最初は笑わせて、最後はこれでもかというくらい泣かせる要素満載で、確かにそのための予定調和なところもあるのだが、それなりにうまくまとまっていると思う。
 ただ、必要以上に説明的なセリフが多く、特に西田の心の声のナレーションかなり鬱陶しい。
 誰にでもわかるようにという配慮なのかどうかは知らないが、演出や役者の演技でどうにでもなるはずなのに残念でならない。
 椿山課長は現世に戻ってある事実を知るのだが、どう考えてもドン引きするような内容で、実はこのために、この映画が素直に感動できないものとなっている。
 物凄く心配だった伊東美咲の演技は、今回は中身が男という設定なので、少々不自然でも許されてしまう。
 それに改めてみると松嶋菜々子(B84-W59-H88)といい伊東といいでかすぎねえか?
 西田敏行は今や何やっても「釣りバカ」のハマちゃんにしか見えないのは仕方ないだろう。 
 そういえば西田と伊東は前に「釣りバカ」でも共演しているが、あえて再度共演させるようなものなのか?
 意外にいい味を出しているのが和久井映見だったりする。
 志田未来はTVドラマでは先生にきつくされたり、妊娠したりしているが、この映画では中身は男の子という感じがしない。
 これは伊東美咲も同様で、もっときめ細かい演出が欲しかったところだ。

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「深呼吸の必要」

356502  すいません、長澤まさみ(B83.5-W54-H82.5)目当てに劇場に行きました。
 篠原哲雄の監督作品は「はつ恋」にしても「天国の本屋~恋火」にしても、ツメが甘くて好きになれなかった。
 「深呼吸の必要」は舞台が沖縄あたりとしか聞いてなかったので、そのタイトルから想像して水泳か何かの映画で、ひょっとしたら「セカチュー」のように長澤が水着になるかもしれないという淡い思いで観にいった。
 ところが、映画はサトウキビの収穫に期間限定で集まってきたアルバイトの人間模様を描いているものだった。
Cap013  肝心の長澤は水着どころか、全編ジャージを中心とした格好をしておりほとんど肌を見せてない。
 それどころかセリフもほとんどなかったりする。
 映画はひたすらサトウキビを刈る様子が描かれている。
 ところが、これがつまらないかと言えばそうでなく、労働している様子が妙に興味深く、見ていると引き込まれるものがあるから不思議だ。
 これなら某国の国民に労働のありがたさをわからせるために使用できるかもしれない。
 アルバイトにやってきた連中はそれぞれ訳ありなのだが、映画ではそこらへんに深く触れることはなく、時々垣間見える程度である。
 だがそれは正解だろう。
 そのおかげで必要以上ににドラマチックな展開にならないし、説教臭くならない。
 特にこの映画はひたすら労働している中で時々それぞれの人生模様が見える程度が良いのである。
 登場人物の中でも大森南朋が良い。
 「ヴァイブレータ」の時もそうだが、この人の話は妙に引き込まれるものがある。
 今回もアルバイトのリーダー格として存在しており、仕事もできるが口数も多いという役柄。
 実際、こんな奴がいたらうざいと思うのだが、映画で見ている分には問題なし。
 とにかく、何という程事件が起こる映画ではないのだが、観ていると何かしら癒されるものがあるから不思議だ。
 あと、この映画を観て懐かしく思ったのは水筒で、そういえばペットボトルがなかった時はどこの家にも必ず1個はあったんだよなあ。

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2006年11月22日 (水)

「007/カジノ・ロワイヤル」

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 久しぶりの007の新作は不安だらけである。
 まず、せっかくピアーズ・ブロスナンで馴染んでいたボンドが、新しい役者になってしまったこと。
 そして、新ボンドとなるダニエル・クレイグが垢抜けないのと、どっからみてもボンドというよりも敵のテロリスト顔であること。
 監督がマーティン・キャンベルであること。
 世間的には評判がいい「ゴールデンアイ」だが、あまりアクションのキレが良くないので自分的には期待できない。
 この二つが自分の中で最大の懸念事項である。
 この手の不安は007シリーズには定期的にやってくるもので、特にボンド役者が変わる時はファンとしてはやきもきする。
 最新作の「007/カジノ・ロワイヤル」は、ボンド役者が変わっただけでなく、話もかなり異色だ。
 結論から言うと、ボーダーラインが低かったせいか思った以上に面白い!
 タイトルからわかる通り、今回は久しぶりにイアン・フレミングの小説を原案としている。
 何故今頃?前にも映画があったんじゃない?と思うかもしれないが、1967年に公開された「カジノ・ロワイヤル」は、現在はソニーであるコロンビア映画の作品で、ソニーがMGMを買収したことから、シリーズ続編製作の権利を得たために、リメイクに踏み切ったというもので、1967年版は原作そっちのけのパロディ映画だった。
 今回のリメイク作はイアン・フレミングの原作を現在の話にしている。
 原作を映画化していた頃はいかに映像化しているかが楽しみのひとつだったが(昔は次回作のタイトルも出していた)、今回は久しぶりにその楽しみがあった。
 殺しのライセンスを持つ007になったジェームズ・ボンドは、世界的なテロリスト組織壊滅のため、テロの資金源であるカジノ・ロワイヤルで世界中のテロリストに資金を提供するル・シッフルに国家予算1500万ドルを賭けポーカーを挑む!
 今回はいつものシリーズにの流れとは違い、若きジェームズ・ボンドの話で正に「007ビギンズ」なのである。
 今までのボンドはスタイリッシュでスマートなのだが、この映画のボンドはとにかく任務遂行のためには手段を選ばない。
 本来は絶対に不可侵である外国大使館に乗り込んで爆破&銃撃戦はやらかすし、何をやるにしても力技でゴリ押しで、どちらかといえばイギリス情報部の問題児といった感じであり、今までのボンドのようなクールなイメージはない。
 今まであまりなかったことだが、今回のボンドは怪我もするし、血も流す。
 こだわりのドライマティーニもステアでもシェイクでもどちらだっていいと言っているくらいだ。
 裸にされて拷問を受けるシーンもある。
 そのため、品のないダニエル・クレイグでもOKなのかもしれないと思えてくるから不思議だ。
 毎度お馴染みガンバレルにボンドが登場して映画が始まると思いきやそうではなく、モノクロシーンで始まる。
 なんとガンバレルはちょっと違った形で登場するのだ。
 そしていつものおしゃれでエロチックな女のシルエットを使ったタイトルバックはボンドとトランプをモチーフにしたものになっている。
 ちなみに主題歌はクリス・コーネルでちょっと「サンダーボール作戦」っぽい。
 最初のアクションである爆弾男との追っかけは、「ヤマカシ」を思わせるものがあり、実はここが一番の見所だったりする。
 ここはスチュアート・ベアードの編集の妙だろう。
 基本的に007シリーズは編集がうまく、どう考えても動けそうもないロジャー・ムーアをもっともらく動いているように見せているのだから、相当高等技術がいることがわかるだろう。
 その後、大使館で暴れたり、空港でのアクションがあるのだが、基本的には後半のポーカー勝負がメインである。
 その後が意外に長く少しダレてしまうのが辛い。
 ダニエル・クレイグ以外の出演者は、ル・シッフルにマッツ・ミケルセン、ヴェスパー・リンドにエヴァ・グリーン(B87-W60-H86)が起用されている。
 フェリックス・ライターはジェフリー・ライトで、おそらく黒人のフェリックス・ライターは「ネバーセイ・ネバーアゲイン」以来2度目ではなかろうか。
 Mはひょっとして男になるかなと思ったがジュディ・デンチが演じている。(Mの寝室のシーンで隣りに旦那らしき人がいるのに驚き!)
 残念ながらQとマネペニーは出てこないが、何らかの形でうまく出してほしかったなあ。
 相変わらずタイアップもしまくりで、わざわざボンドにセリフで「オメガを使っている」と言わせているし、VAIOやサイバーショットなどのソニー製品が登場している。
 いつものボンドのテーマ音楽は今回はエンディングに使われるだけという徹底ぶりだが、映画の最後に使われるところに意味があるのだ。
 今回の映画はどちらかというと「女王陛下の007」や「消されたライセンス」と同じようなポジションであり、007シリーズとしては番外編的な要素がある。
 ダニエル・クレイグは次回作も出演が決定しているらしいのだが、もしいつもの路線に戻ったら彼のボンドはミスキャストだと思う。
 やはり彼は今回だけが許されるのだと思う。

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2006年11月21日 (火)

「王と鳥」

Outotori_main_2  宮崎駿の「カリ城」が「やぶにらみの暴君」の影響を受けているらしいというのは、結構有名な話である。
 ところがタイトルが放送禁止用語であるせいかなのかどうかは知らないが、この映画は滅多にお目にかかれない。
 ところがあの王様のポスターが登場!
 「王と鳥」というタイトルになっている。
 「やぶにらみの暴君」じゃないの?と思ったら、作者であるポール・グリモー監督と脚本家ジャック・プレヴェールの意に沿わないまま公開されたので、20年以上を経て、作品の権利を取り戻したグリモー監督が新たな映画として作り上げた作品らしい。
 まあそこらへんの諸事情はよくわからないが、自分の目的は「カリ城」がどれくらい影響を受けているか確認することである。
 結論としては目茶苦茶影響を受けている・・・というかインスパイアというよりほぼパクリの領域に突入している。
Toritooo20001_1  あの城とか塔なんかカリオストロ城まんまだよなあ。
 もちろんこれに対してどうこういうつもりはない。
 だって「カリ城」の方が絶対に面白いのだから。
 かといって「王と鳥」がつまらないかというとそうでもなく、独自の雰囲気がなんともいえないし、話も思った以上に過激であり、支配階級と暴力など、社会に潜む闇を描いている。
 もともとの「やぶにらみの暴君」が、50年程前の作品なのにアニメ=子供のものではないところに驚く。
 アンデルセン童話を原作にしているが、自分の中ではアンデルセン=カルピス劇場の「アンデルセン物語」なのだが、この映画はキャンティとズッコが出てくるようなユルさはない。
 これもお国の違いか? 

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2006年11月20日 (月)

「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」

Kisarazu_1  2002年にTVシリーズとして放送された「木更津キャッツアイ」だが、その後2003年に劇場版が公開され、今回は劇場版の第2弾となる。
 自分はTVシリーズは面白くて全部観ていたので、当然、劇場版も観にいった。
 劇場版は当然TVシリーズを観ていることを前提としているので、ほとんどファン大会状態!
 だから、もし映画評論家が「TVシリーズを観ていないのでよくわからないが」ということを言って評論を始めたら、そいつはおそらくバカだと思う。
 っつうか、TVシリーズ観てから映画観ろ!
 アニメでもそうだが、TVシリーズの映画化の場合はTV観ていることが前提でしょ?
 観客だってTVシリーズのファンが対象なんだから。
 まあもちろんTV観ていても全く意味不明な映画だってあるけどね。(「機動戦士Zガンダム」とか)
 「木更津キャッツアイ」の劇場版はTVシリーズを観ていれば面白いけど、観ていなくてもそれなりに面白いと思う。
 ただ、お祭り騒ぎに乗るならTVシリーズを観ていることが前提だ。
 ただ、劇場版1作目はTVシリーズを観ていても、無人島のエピソードは不要だと思う。
 そして、まさかまさかの劇場版第2弾である。
 正直、制作されるとは思わなかった。
 ぶっさんが死んで3年、。キャッツの面々も、それぞれの道を歩き始めていた。
 木更津で市役所に就職していがバンビが、謎の声を耳にする。
 ソレを作れば彼はやってくるだろう。と、なぜか英語で聞こえてきたそのメッセージを、バンビはぶっさんからのものだと解釈し、昔の仲間を木更津に呼び戻す。
 ソレとは何か?
 色々あって最後は野球場を作ってしまうのだが、それって「フィールド・オブ・ドリームス」じゃんというツッコミはなし!
 だって本編でもそのことは言っているし、正味な話、今回は木更津版フィールド・オブ・ドリームスなんだから。
 相変わらず小ネタ満載で、絶妙なボケツッコミは相変わらず健在!
 意外にちょっと泣ける話展開もあり。(特に人によってはぶっさんが見えない理由)
 確かにちょっと上映時間が長いかなと思うところもあるけれど、まあ最後なんでいいか。

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2006年11月19日 (日)

「父親たちの星条旗」

Ioujima  太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いを、アメリカ側、日本側それぞれの視点から描く2部作の第1弾で、硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した有名なジョー・ローゼンタールの戦争写真の裏側に秘められた真実の物語を描く人間ドラマ。
 凄惨な硫黄島での戦いを生き延び帰還した3名の若者は自らの思いとは無関係に国民的英雄として戦時国債キャンペーンに駆り出され、アメリカ各地を回ることになる。
 映画は彼らの戸惑いや苦悩、その後の人生を描いていく。
 一昔前だとアメリカの第二次世界大戦を映画化したものは、明るく楽しいものであり、やっぱり戦勝国は違うなあ、戦争は勝たないとどうしようもないというムード一杯のものだった。
 それに比べて日本は敗戦国のためか闇雲に戦争はいけないという方向の映画ばかりで、もちろんそれはそれで大切なのだけど、どうして戦争がダメかをまるで描いていないところには疑問が残ってしまう。
 ところが、さすがにアメリカもヴェトナム戦争以降は明るく楽しい戦争映画ばかりでなくなってきた。
 相変わらず明るく楽しいものもあるが、一方では戦争そのものを見直す映画も出てきた。
 「プライベート・ライアン」は映画館を戦場にしてしまうことにより、戦争の怖さを描いている。
 一方では「パール・ハーバー」というトホホな映画もあったりする。
 今まで絶対の悪役だったドイツが必ずしもそうでなくなったりするなどの配慮もされるようになった。
 「父親たちの星条旗」は戦争は硫黄島の戦いが「プライベート・ライアン」のような迫力があって、そこが見所でもあるだが、自分は銃撃戦や爆撃などの物理的な戦いを描いた戦争映画よりも、情報操作による戦時国債キャンペーンを描いているのが興味深かった。
 ただ盛り沢山すぎるところもあるので、アダム・ビーチ演じるインディアン兵のエピソードを中心にした方が良かったのではないかと思われる。
 クリント・イーストウッドは自分の中ではまだダーティ・ハリーのイメージがあるのだが、今やすっかり映画監督なんだなあ。
 これってビートたけしが自分らの世代だと漫才師だけど、今の子供には映画監督というのと同じようなもの?
 2部作の第2弾は日本側から描く「硫黄島からの手紙」なのだが、果たしてアメリカ人がどこまで日本側から描けるかが気になるところだ。
  
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2006年11月18日 (土)

「ストロベリーショートケイクス」

Strawberry_short_cakes  フリーターの里子、デリヘル嬢の秋代、OLのちひろ、イラストレーターの塔子。
 性格も職業も違う4人の女性の物語。
 4人は全員が顔見知りではなく、里子と秋代、ちひろと塔子が知り合いでこの二組は近くにはいることはあっても接触することはない。
 これが全員知り合いの友情物語という「東京フレンズ」状態だったら最悪だが、そんな間抜けな話にならなくて良かった。
 里子役に池脇千鶴(B80-W55-H85)、秋代役に中村優子(B80-W58-H83)、ちひろ役に中越典子(B76-W56-H82)、塔子役に岩瀬塔子(B80-W58-H85)が演じている。
 映画の最初で池脇千鶴が男の足にしがみついて引きずりまわされるシーンでツカミはOK!だったが、実はとてつもなく痛々しい話だった。
 女性から見ると共感できる話なのかもしれないが、男が見るとかなり痛い女の話である。
 上映時間が127分と長いが、これはそれぞれの登場人物のエピソードを描くためかもしれないが、もう少しエロシーンをつめれば120分以内と適当な時間になったのではないかと思われる。
 池脇千鶴がまだ明るい役回りで、彼女がいなかったらこの映画は本当に救われない。
 しかし、いい年なのにまだロリっぽさが残るのも凄いよなあ。
 「ジョゼ」のヌードは痛々しいものがあったが、この映画では放尿シーンくらいだけだった。
 しかし、意外に美脚なのにはちょっと驚き!
 自分がこの映画で意外にいいなと思ったのは中越典子で、大変美人じゃないですか?
 幸薄そうな顔がいいというより、この映画では本当に救われない役で、だけど実際にどこかに存在しそうな感じがするのがリアリティがあって良い。
 実は自分が一番感情移入したのは彼女だったりする。
 基本的にこの映画は女にやさしくないというか痛々しい話でなのだが、時々ふと救われる話があって、例えばラーメン屋でちひろへの「オカアサン、ゲンキデスカ」の言葉は結構グッときてしまった。
 「TANNKA」が上っ面だけの女性映画だとしたら、この映画の方が遥かに魂があると思う。

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2006年11月17日 (金)

「TANNKA 短歌」

Tankabt1  フリーライターの薫里は、カメラマンと長年不倫関係にあったが、ある日年下ヴァイオリニストと関係を持ってしまう。
 二人の男性の間で揺れ動きながら自身も人間として成長していく・・・・・・。
 歌人・俵万智(B83-W64-H86←「サラダ記念日発表時」)の処女小説「トリアングル」が原作で作詞家・阿木燿子(B84-W60-H85←「一番星ブルース」作詞当時)の初監督作品。
 原作が俵万智だけに、各エピソードの間に短歌が入る。
 そういえば、昔、「サラダ記念日」がブームだった頃に「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」という今観ると意味不明な映画があったなあ。
 おそらくオサレで女性のための官能映画を作ろうとしたのだと思うのだが、映画としてのキレがなく、やたらとエロシーンは多いのだが、中途半端で実用性がない。
 ベリーダンスとセックスを重ねているところも映像表現的に効果的かというとそうでもなく、話の流れ的にも、そのためにベリーダンスの取材をするという無理無理な設定なのである。
 二人の男性の間で揺れ動く心といっても、映画を観ている限りは、年下の男寄りに話が進んでいるようにしか見えない。
 要所要所で短歌が出てくるのだが、映像がそれを越えるようなものでないのが残念でならない。
 主演は、これが映画初主演の黒谷友香(B83-W60-H85)。
 CMやドラマで活躍しているのだが、自分の中ではトホホ時代劇「忍-SHINOBI-」のお色気担当の忍者のイメージしかない。
 この映画では乳首まで見せてがんばっているが、救われないと思う。
 まあ一応、仮面ライダーファンとしてはスカイライダー村上弘明と「THE FIRST」の黄川田将也、カブトの本田博太郎が出演しているのがポイントか?
 結局、この映画は黒谷友香のお宝映像が拝める映画としてのポジションで終わってしまうんだろうなあ。

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2006年11月16日 (木)

「オープン・シーズン」

Openseason_3_1b  ソニーピクチャーズアニメーション制作、長編フルCGアニメーション第一弾らしい。
 今やアメリカ映画の主流となっているCGアニメだが、ソニーピクチャーズが長編にまだ手を出していなかったのは意外だった。
 人間界で何不自由なく育った熊のブーグと野生の鹿エリオット。
 全く違う環境で育った2頭が、数々の冒険を乗り越えながら育む勇気と友情を描いた話で、オープン・シーズンとは「狩猟解禁」の意味。
 人間に育てられた熊というと、「うわさの姫子」でお馴染み藤原栄子先生の「帰れコロスケ」を思い出すなあ。
 アメリカのアニメは動物が話をして、歌と踊りがあってというのが定番だが、この映画もその延長線上にある。
 昔はフルCGアニメというとピクサーが他の追随を許さなかったが、ここ最近は結構あちこちの会社が製作している。
 もちろん、その中にはダメな映画もあるわけで、ここ最近だと「チキン・リトル」なんかは救いようがないくらいつまらない。
 「オープン・シーズン」は正直言うとあまり面白くない。
 同じ動物物だったら「マダガスカル」の方が面白い。
 所詮はギャグの入ったアニメなので多少の強引なところがあっても、気にならないくらいの勢いがあればいいと思うし、テックス・アヴェリーのように最初からシュールな演出であれば問題はない。
 ところが、この映画はそこらへんが中途半端で強引なのである。
 問題を起こしたブークが森へ返すのだが、狩猟解禁日直前に返すのもどうよ?といった感じで、後でハンターとのエピソードがあるための無理無理な展開でしかない。
 最後も母親代わりのベスよりも森の仲間を選ぶのだけど、どう考えてもそういう心理状況になるとは思えない。
 やっぱり動物は自然が一番とか友情が大切とかいいたいのだろうけど説得力なさすぎ!
 今回、日本語版はソニーのハリウッド本社が日本の声優陣を直々指名したらしい。
 主役の熊・ブーグ役は石塚英彦、相棒の鹿・エリオット役は八嶋智人、ブーグの育て親・ベス役は木村佳乃(B83-W58-H83)。
 本職の声優以外が声をあてるのを反対している人もいるが、自分はここ最近の声優はうまいと思わないので(特に「ぴちぴちピッチ」の中の人とか)、この起用は大歓迎!
 今回、八嶋と木村は真剣うまい!
 一応、本当はマーティン・ローレンスとか、アシュトン・カッチャーとかが中の人らしいのだけど、外人の声は聞いても全然わからない。
 自分の中ではテリー・サバラスの声は森山周一郎だと思っているくらいなので、実際の声なんかどうでもいい。
 技術的には毛の質感や水のCGは凄いのだけど、話が面白くないとどうしようもないし、ソニーもせっかくフルCGアニメに進出したのに、このレヴェルではまずいっしょ。

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2006年11月15日 (水)

「幸福のスイッチ」

Switch_1_1  アニメを作ったと思ったら、今度は実写だったり大変だなあと思ったが、幸福の科○とは全く関係のない映画だった。
 田舎の電器屋で儲けにもならない仕事をどんどん引き受ける父に反発して、東京のデザイン事務所で働いていた稲田怜は上司と衝突して自主退職してしまう。
 姉から父が入院したという手紙をもらい、実家に帰った怜だが、実は妹が手紙を差し替えており骨折しただけだった。
 生活費をカンパしてもらうことを条件に家業を手伝うことになるが身が入らない。
 しかし、慣れない家業を手伝ううちに、父の仕事や人柄が地元の人々に深く愛 されていることを知るにつれて、忘れていた家族の絆や愛情の深さに気づいていく。
 正直、全然期待していなかったというのもあるのだけど、大変面白い!
 物凄く大きな盛り上がりがあるというわけでもないが、淡々と進んでいく。
 それでいて親子の愛情をユーモアを交えてきちんと描いている。
 そういえば、自分の昔住んでいた田舎は物凄く少ない人口なのに、電気屋と写真屋があるのだが、どうやって商売が成立しているのか気になっていたが、この映画に出てくる電気屋も正にそうである。
 父親の浮気の話はちょっとダレるのだが、娘が父親の仕事を理解していく姿が無理なく描かれていて良い。
 補聴器のエピソードに感動!
 そういえば、目が見えるようになったとか、歩けるようになったとかの話は多いけど、意外に耳が聞こえるようになったという話はなく、確かに目が悪い時に眼鏡をかけたりするように、補聴器をつければすむ話なのだけど、その当たり前の話をもっともらしく見せるのは結構難しいと思う。
 ちなみに補聴器が今はあんなに小さいのには驚き!
 自分の知っている補聴器はイヤホンと操作機器が大きくてケーブルでつながっているやつだったので。
 最後、主人公が電気屋を継ぐとかいうベタな話にならなかったのは良い。
 まあ映画にも出てくるが「芸術と仕事を取り違えている」というのはわかる話で、本当に若い奴にいるんだよなあ。
 出演は次女の 役に上野樹里(B83-W61-H87)。
 全編ほとんどブーたれた顔でいるのだが、それも魅力的だ。
 「笑う大天使」は必要のない関西弁に違和感を覚えたが、この映画ではむしろぴったりハマっていて良い!
 父親役に沢田研二。
 まあおそらく、ネットでは多くの人が言うだろうがWジュリーの共演なのだ。
 若い人にはただのおっさんだが、自分の若い時は大スターで、とにかくかっこよかった。
 レコードも買ったし、今だってカラオケにいけば彼の歌を歌う。
 今でこそアニメソングは普通の歌手が歌うが、昔はアニメ専門の人が歌っていた。
 ところが彼が「さらば宇宙戦艦ヤマト」の歌を歌った時は大変衝撃的で、おそらくアニメの歌を大物アーティストが歌う先駆けだと思う。
 そんな若い時代に好きだった沢田研二を久しぶりにみると随分老けたなあと思った。
 母に似てほんわか真面目な妊娠中の長女役に実生活でも本当に妊娠してしまった本上まなみ(B82W59-H88←妊娠前)。
 工業高校三年生で修理もできる妹役に三女役に中村静香(B82W60-H86)。
 この三姉妹の性格の設定は面白いと思う。
 和歌山県田辺市のご当地映画なのだが、極端な観光映画になっていないところがいい。
 むしろ、さりげない生活の様子からその土地の様子がわかる方が自然なのではないかと思う。
 監督の女性なのだが、女の視線からのギスギスした感じが出ていなかったのは感心!
 思った以上の傑作なのだが、ミニシアター系なので知る人ぞ知る映画になって終わりなんだろうなあ。
 イナデン坊やは確かに電気屋のマスコットキャラでよくありそうなのだが、電気屋の敵である雷様がモデルというのはどうよ?

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2006年11月14日 (火)

「愛と青春の宝塚~恋よりも生命よりも~」

1502677  自分の住んでいるところでは、土曜日は学校から帰ってくると昼飯食べながら「吉本新喜劇」を観るというのが定番だった。
 当時は舞台=吉本新喜劇であり、それ以外の舞台といえば迷わず誰もが「8時だよ!全員集合」と答えただろう(「突撃!ヒューマン」とか言う奴もいるが無視)
 本当は宝塚があるはずなのだが、全くアウト・オブ・眼中で、おそらくお笑いでないものは舞台でないと思い込んでいた。
 それに宝塚は上品なイメージがあって近づきがたいものがあったのだ。
 そういえば馬鹿なことをしていると「吉本いけ!」とは言われるが、歌がうまいからといって「宝塚いけ」とは言われない。
 化粧が濃いと「お前は宝塚か」とツッコミは入るくらいである。
 宝塚は歌謡ショーであり、女が男を演じる奇妙なもので、男は観ないものと決めつけていた。
 宝塚を意識しだしたのは、毎週土曜日に「吉本新喜劇」を見ながら飯を食べ始めておそらく10年以上経ってからだと思う。
 周りの女の子には宝塚ファン、いわゆるヅカファンが意外に多いことがわかってきた。
 宝塚について熱く語る彼女達についてゆけず適当に頷いていた。
 なんとなく濃いアニメファンが嫌われているのが理解できた次第である。
 そして極めつけは同じ会社の女の子である。
 「あたし結婚するから宝塚やめるわ」
 「お前、普通のOLやん」と言おうとしたが、ひょっとして会社がはねた後宝塚でバイトしてるのか?と思ったがそうでなく、結婚するのでファンをやめると言うだけ。
 旦那になる人がノーマルなので、自分も合わせたいので、きっぱり足を洗うらしい。
 ちょっと興味本位で宝塚関係の本をもらうことにした。
 そんなわけで自分の家には「歌劇」やら「宝塚グラフ」やらがあって、よせばいいのに一通り目を通してしまった。
 いや~世の中には色々なものがあるなと感動!
 2002年1月3日と4日に放送した「愛と青春の宝塚」は前編・後編で約5時間。
 正月番組はむやみやたらと長いくだらない番組が多く、映画の上映時間も2時間以内を推奨する自分としては5時間も誰が観るんだ?と思ったが・・・…すいません、リアルタイムで一気に観てしまいました。
 大変面白いんだから仕方ない。
 世に中には、これが映画だったらなあと思うTVドラマがある。
 無料で面白いTVドラマを観ると、金払って劇場でつまらない映画を観せられるのがいかにバカバカしいかと考えてしまう。
 前日のモーニング娘。のドラマ(特に「はいからさんが通る」)がクソつまらなかったので、面白さも倍増である。
 話は戦前戦中、戦後の5人のタカラジェンヌを主人公に愛と友情などを描く。
 出演は藤原紀香(B88-W60-H89)木村佳乃(B83-W58-H83)米倉涼子(B84-H59-W85)中谷美紀(B85-W58-H87)春花(誰?)椎名桔平、ユースケ・サンタマリア、仲村トオル。
 その他にも元宝塚出身の芸能人が出てきたり、チョイ役で現役タカラジェンヌが出ていて目が離せない。
 脚本は「ふたりっ子」の大石静。
 このドラマで姉御肌のトップスターを演じる藤原紀香がえらくハマリ役で、「シュレック」の吹き替えも思った以上にうまかったのでちょっと見直した。
 木村は妙に男役のメイクが似合うのが意外だったが、身長が足りないのが残念。
 米倉は首が短くて思った以上に丸顔である。
 中谷は妙に痩せすぎている感じがするのだが、病気持ちの役柄なのである意味正解かもしれない。
 椎名は宝塚の脚本家で、藤原との関西弁の会話が妙にテンポが良く、このドラマの勢いはこの二人の会話にもあると思う。
 ユースケ・サンタマリアは米倉扮するタカラジェンヌに憧れる画家役で、この2人のエピソードは結構泣かせポイントが高い。
 彼と一緒にいる漫画好きの少年が実は将来の手塚治虫というのがハッタリがきいていて良い・
 仲村トオルは軍人役で軍服着るとどうしても「ビー・バップ」になってしまうのは笑える。
 これらの登場人物がうまく出入りして笑わせるところは笑わせ泣かせるところは泣かせる。
 物語は木村扮する年寄りの回想で始まる形を取っており、ということは彼女は生きているわけだから他の登場人物がどうなるか気になって仕方ない。
 歴史物なので戦争から阪神大震災まで盛り沢山なので観ている方も気合が入るというもの。
 約15分毎にCMが入るので朝の連ドラっぽいので適当な息抜きもできるのも良い。 
 とういうかこのドラマ完全に朝の連ドラの雰囲気なのである。
 そういえば宝塚を舞台にした「虹を織る」という朝の連ドラあった
 時代考証的に不自然なところもあったりするのだが、話に勢いがあるのでそれが気になる程でもない。
 映画ファンはドラマを頭から見下げている傾向があるが、基本的には偏見だと思う。
 そもそも映画とTVを同じ土俵で全てを語ることは不可能である。
 金払って映画館で暗闇でスクリーンに集中する映画と、いやになったらチャンネルを変えればすむTVと一緒にすることは無理がある。
 すぐに観るのをやめることができるのは製作側にとってはかなり辛いと思う。
 バカの一つ覚えみたいにドラマは顔のアップが多いやらCMが入るやらとしたり顔で言っている奴もいるが、解像度の悪いTVでは当然であり、CMがあるから無料で見られるわけであって逆にCMでチャンネルを変えられないための構成を練りに練っているはずである。
 そういう条件を踏まえた上での制作である。
 誰でも楽しめるように作っているドラマに比べ、むしろ最近の日本映画の一人よがりな話はなんとかならんのか?と思ったりするのだが・・・…基本は面白ければOKであることは今更言うまでもない。
 とにかくこのドラマは(自分的には)大変面白いのでオススメなのだが、ドラマは映画と違い1回見逃すと再放送かビデオ化しかないのと、時期を逃すと冷めてしまうのが辛いところ。
 それがTVドラマの運命か?
 
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「深紅」

Shinku  修学旅行中に両親と幼い二人の弟を惨殺された主人公は8年後、心に傷を負ったまま大学生となる。
 彼女は家族を奪った犯人に自分と同じ年の娘が居ることを知り、素性を隠したまま親しくなっていく…。
 サスペンスホラーかなと思ったら意外にも人間ドラマだった。
 実はこの映画のタイトルの読み方がわからなくて、入場券を買うのも一苦労。(ちょっと事前の情報を入れなさすぎか? )
 困るんだよね「箪笥」とか読めないタイトル。
 被害者家族にも殺される理由があり、事件の被害者の家族と、加害者の家族の葛藤がうまく描かれている。
 最後、二人はある殺人の計画を実行しようとするのだが、彼女らとかつての犯人の行動が重なる演出が面白い。
 内山理名(B79-W56-H79)が被害者側の娘役を演じており、水川あさみ(B82-W58-H84)が加害者の娘を演じている。
 意外にも水川が凄く良かった。
 主人公の小学生時代を堀北真希(B82-60-H85)が演じているのだが、「HINOKIO」でもそうだけど、すっかり年頃なのにまたもや小学生役かよ?
 まあ確かに「妹萌え」とか「ロリっ娘萌え」の人達には人気が高いらしいけど・・・・・・。
 個人的には全く期待してなかった分面白くて拾い物だった。
 へたすると、TVの昼ドラみたいなベタな話展開になりそうだけど、何とかうまくまとめていると思う。
 ただちょっと気になったのは、内山理名演じる大学生が妙に贅沢な暮らしをしているのだけど、今時の大学生って頻繁にカクテル飲めんだり、タクシー乗ったりできるものなの?
 自分、就職して随分経つけど居酒屋しかいかないし、タクシーなんか仕事で経費でないと絶対に乗らないけど、それって自分の生活レヴェルが低いだけ?(泣)

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2006年11月13日 (月)

「赤い橋の下のぬるい水」

 星一徹のモーレツ人生相談

 人生相談を引き受けてみたが、わしはこういう性分の男だ。
 模範解答ではないかもしれん。
 とにかく悩みを聞こうか?      星一徹

                            

【質問】
 僕には現在つきあって1年になる彼女がいます。
 今年の彼女の誕生日プレゼントは潮を吹かせる程凄いセックスをしようと考えています。
 しかし、噂には聞くものの実際に潮吹きというものを見たこともなく、どうやっていいかもわかりません。
 これでは彼女にシオフキではなくホラ吹きと言われてしまいます。
 「赤い橋の下のぬるい水」が潮吹き映画だというのを聞きました。
 もし参考になるのならぜひともみたいと思います。
 「赤い橋の下のぬるい水」というのはどういう映画なのか教えて下さい。(21歳学生)

Akaihasi

【解答】
 くだらん、潮を噴かせるくらいのまぐわいで誕生日プレゼントの代わりにしようとは笑止千万。
 本当に彼女のためならアルバイトするくらいの根性をみせてやれ。
 いや、心がこもっておればどんな贈り物でも喜ぶはず。
 そうでない場合、お主と彼女の仲はそれまでということじゃ。
 お主が参考にしようとしている「赤い橋の下のぬるい水」は今は亡き今村昌平の監督作品で、彼は75歳を越えても貪欲に映画を撮りつづけておった。
 その根性をお主も見習うべきじゃろう。
 この映画は完全にエロコメで、昔エロ映画でよく見かけたものだ。
 「黒い雨」のような深刻な問題を取り上げれば、一方ではこんな映画も作る、おそるべし今村昌平。
 まるでかつての川上哲治を見ているようじゃ。
 女の潮吹きの話は、エロビデオでも時々あるが、ここまで徹底しているのもあまりない。
 何しろ勃っている、いや立っているだけで水たまりができている状態で、多いときは鯨並みに潮を吹いている。
 飲み屋で話を聞いている与太話ならともかく、映画化してしまったらやっぱりインパクトは違う。
 確かにカンヌも3回もパルムドールをやれないことはわかるが、わしなら絶対に賞をやってもいいと思っておる。
 もっとも、日雇いのわしにはなんの権限もないがな。
 主役の役所広司は面白い映画を選んで出演しているっちゅうか、今は彼の出ている映画だったら間違いないだろう。。
 この映画、登場人物全員のキャラクターが立ち捲りで、特にマラソンで大学へ入学しているアフリカ人が真剣いい味出しておる。
 深刻な展開になりそうでも、こいつが走ってたり川に入って魚獲ってたりしていると安堵の溜息が出るものよ。
 はっきり言ってこの映画にはお主の期待するような映像は何もない。
 じゃが、最後の男女のやりとりはおかしくも感動する名場面じゃ。
 「ああ、自分がいやになるくらいあなたが好き」
 おぬしも女にこう叫ばせるくらいになってほしい。

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2006年11月12日 (日)

「いちばんきれいな水」

Itibanmizubt4  小学6年生の夏美には、むずかしい病気で11年間眠ったままの姉・愛がいる。
 夏休みのある日、彼女の叔母が南米の地で事故に巻き込まれたという連絡が入る。
 夏美を残し、両親が現地へ出発した後、愛が突然目を覚ましたのだった。
 加藤ローサ(B83-W58-H85)初主演らしい。
 じゃあ「シムソンズ」は?と思ったが、どうやら制作と公開が前後しているらしい。
 11年も眠ったままでいきなり起きたら、そんなに最初ちょっとよろめいていたがそんなにサクサク歩けないだろうとか、いくら両親がいないからといっても親戚か病院に連絡するだろとかのツッコミは入れられるのだが、映画の中でも触れているように「いばら姫」を基本にしたファンタジーなので、そんなことを言うのが野暮というものだろう。
 むしろ、いつの間にか19歳になったことに戸惑い、心は8歳のままの無邪気な姉に、振り回される妹との交流を見るのが大切である。
 見た目は大人、中身は子供という逆名探偵コナン状態の加藤ローサが痛い演技になったらどうしようと思ったが、思った以上に悪くない。
 しかし、この映画の本当の主役は実は妹役の菅野莉央(B73-W56-H75)で、調べてみたら「仄暗い水の底から」の娘役だった。
 基本的にファンタジーということはわかっているものの、もう少しうまく見せてほしかったなあというのが本音で、着替えシーンとか少しやりすぎで、加藤の魅力は全開していたが、母親の服というのはちょっと無理ありすぎ!
 指輪のエピソードも実は当時は大きかったが今はぴったりという時間の経過や叔母さんのエピソードなどもっとうまく見せることもできたと思うのに少し消化不足。
 塾の男の子との関係も、うまく生かせてない。
 ただ水のシーンはきれいだった。
 ちょっと岩井俊二の「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」のプールのシーンをを思い出した。
 映画は加藤ローサ中心の売り方は致し方ないとしても、彼女目当てで観にくると拍子抜けする人が多いかもしれない。
 絶対に菅野莉央が主役のジュヴナイルなんだけどね。
 ここらへんは大人の事情で仕方ないか。

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「ピストルオペラ」

 青春相談「試みの地平線」

 悩むことのできる自分を誇りに思え。

 本気で来る相手には本気で答える、これが俺のアドバイスの礼儀だ。時間はある。納得できるまで、何度でもかかって来い。悩み相談、質問・意見を待ってるぜ。

 
Big_3  鈴木清順監督の「ピストル・オペラ」を観たのですが、全然面白くありませんでした。
 この映画の面白さを教えて下さい。【匿名希望:23歳(会社員・男性)】
 

 小僧、お前は映画をかっこつけるために観ているタイプだろう。
 観たくもないのに話題になっているからとか、面白くなくても面白いとか、面白くても文句つけたがるヤツだ。
 まぁ、俺のような男にもなると、世間の情報なんか関係なく面白いものは面白い面白くないものは面白くないと言えるけどな。
 ますお前は自分に正直になれ。
 世間が面白いと言っていようがお前がつまらなければ面白くない映画だ。
 かっこつける必要はない。
 「フランソワ・トリフォーの映画で何が面白い?」と聞かれたら「未知との遭遇です」と答えられる位正直になれ。
 心配するな、「ピストル・オペラ」の評論は半分以上美術が良いという意見だけで、話については何も触れてない。
 何故か?簡単だ。
 つまらねえからだ。
 だが一般的に鈴木清順と言えば巨匠の域に入って誉めなければならない雰囲気になっているだけだ。
 「ピストル・オペラ」は面白くない。
 公開当時、俺の行った劇場は半分以上爆睡眠をしていた。
 ただ1967年の「殺しの烙印」を観ると印象が変わるかもしれない。
 それに鈴木清順の映画が全てつまらないと決めつけるな。
 過去には面白い作品が沢山ある。

 映画の中にはつまらない作品だってある。
 だからといって日本映画はつまらないとか決めつけるな。
 自分に正直に沢山の映画を観ろ。
 映画をとことん愛せ。愛を注ぎ続けろ。
 観ているうちに傑作が出てくるモンだ。
 映画を観る一方で、もし、愛を注がれたい、癒されたい、そう感じた時はソープにでも行って存分に癒されてこい

 お前らまだまだ物足りないぜ。
 もっと骨のある悩みを待っている。

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2006年11月11日 (土)

「スネーク・フライト」

Snake_flight  たまたま暗殺組織の殺人事件を目撃してしまい組織犯罪の重要証人となってしまった高校生の乗ったジェット機を悲劇が襲う!
 彼の命を奪うために暗殺組織がジェット機に送り込んだのは、1万匹(実際はそんなにいるようには見えない)の蛇だった!!
 普通、こんな小学生の作ったような話の企画書を出したら間違いなくボツに決まっている。
 つうか、自分だったら東映の「大奥」だってボツにしたいくらいだ。
 だって、どう考えてもそんな手間隙かけるより確実に殺せる方法なんかあるわけで、蛇を飛行機に持ち込む苦労だってあるだろうし、蛇が確実にターゲットを殺すとは限らないのだしね。
 ところが、ハリウッドの凄いところは、こんなバカ話をきちんと映画化してしまったところで、まあアメコミのバットマンとかスパイダーマンをもっともらしく見せることのできるところなので、ちょっと気合入れればできてしまうのだろうけど、これを採用してしまうところが凄いと思う。
 絶対にB級おバカ映画だと思っていたら、物凄く真面目に作ってあったのには驚き!
 だけどバカ映画を最初からバカに作っていたら面白くないわけで、バカなものをそれなりの最高技術で作ることが面白くなる秘訣なんだろうなあ。
 飛行機と動物パニックの美味しいところを全てブチ込み、そして便所で乳繰り合っているバカップル(当然死ぬ)という、この手のマストアイテムも忘れていないのが嬉しい限り!
 それに蛇が乳首や男のイチモツに食らいつくという、少年誌の間抜けなエロギャグ映画みたいなことをやっているし、蛇が後ろから近づき「志村、後ろ後ろ」状態も笑える。
 主演はサミュエル・L・ジャクソン。
 この人、もうすっかり大物俳優の割なのに、どうしてこんなオポンチ映画に出てるのかなあ。
 自分としてはこの手の映画に出演している限りず~っとファンでいられそうな気がする。
 おそらく続編もできるだろう。
 その時は蛇の数がもっと増えるとか、それに対抗してマングースが送り込まれるになる(?)だろうからちょっと楽しみ!

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「犬神家の一族」(2006年版)

Inugamike_1_1b_1  1976年の「犬神家の一族」が公開された時は物凄く盛り上がりをみせていた。
 特に佐清のマスクはかなりインパクトがあって、あっちこっちの漫画でパロディはあったし、子供はプールで逆立ちをして湖に沈んでいる青沼静馬の真似をしたりしていた。
 基本的によくある推理物のドラマや映画の定番パターンはこの映画で定番になってしまったような感じがする。
 市川崑の演出は脂がのっていたし、やはり石坂浩二の金田一耕助は絶品だった。
 それまで石坂といえばTBSドラマの「ありがとう」のイメージが強かったが、この映画の後は自分の中では石坂=金田一のイメージになってしまった。
 もちろん今の若い人には「鑑定団」の司会のイメージが強いだろう。(水戸黄門は軽く黙殺しておく)
 完全に完成している映画をリメイクすると聞いた時は1976年版を越えるのは無理だと思った。
 ところが、なんとよくよく確認すると、市川崑が監督で金田一役も石坂浩二。
 確かに他の監督で石坂以外の金田一では1976年版を越えるのは不可能という意見が出るかもしれないが、同じ監督で同じ俳優が金田一をやるとなったら話は別だ。
 おそらく違う解釈と演出はで作るのだろう。
 現在の最新技術で佐清のマスクがもっとかっこよくなるとか、青沼静馬の顔の傷がもっとリアルで気持ち悪くなるとか、湖から出ている足がもっとリアルになるとかくらいしか思えない。
 そんなわけで本編を観た。
 大野雄二の「愛のバラード」は使用されていたので安心!
 しかし、肝心の本編だが1976年版と全くかわらない。
 セリフも、演出もほとんど同じ。
 どうしてこの映画を製作するに至ったかわからないが、これだったら1976年版をデジタルリマスター版を公開しても同じである。
 むしろメインの登場人物が老けているのが悲しい。
 特に主役の石坂は走るシーンはともかくアップになると年は隠せない。
 加藤武や大滝秀治も同様。
 ここらへんは変更してもらうと違和感があるのだが、30年の歳月は大きい。
 もちろん、全て前の出演者と同じというわけにもいかない。
 珠世に松嶋菜々子(B84-W59-H88)、佐清に尾上菊之助、松子に富司純子(B83-W58-H86←「緋牡丹博徒」出演時)、竹子に松坂慶子(B83-W57-H85←「家宅の人」出演時)、梅子に萬田久子(B82-W56-H84←「夏の別れ」出演時)、はるに深田恭子(B80-W60-H88)、古舘弁護士に中村敦夫、犬神佐兵衛に仲代達矢が扮している。
 松嶋の珠世は正直ミスキャストだと思う。
 自分の中の珠世はもっと若くして莫大な財産をもらうイメージがあるので、彼女はちょっと老けすぎ。
 それに身長が大きすぎて眠らされて廃屋に連れて行かれるシーンは、運ぶ男が見ていてかわいそう。
 予告の彼女が最大の売りになっているのは抵抗があるし、あのミスリードのさせ方はあざとくていやだ。
 富司純子は物凄く良かった。
 今回、尾上菊之助との親子共演が売りなのか、松子と佐清の親子関係が丁寧に描かれている。
 松坂慶子は太りすぎで、役作りとは思えない。
 深田は明らかに時代背景の雰囲気から合わない顔なのだが、それ程重要な役でないので良しとする。
 佐清のマスクは相変わらず蒸れそうな感じだし、青沼静馬の顔は多少リアルなのだが、昔ほどのインパクトはない。
 映画のテンポは1976年のままなので、今の若い人だとダレる可能性は高い。
 それに今のサスペンス物の基本となっているものなので少し古く感じるかもしれない。
 真剣、何故リメイクされているのかがよくわからない。
 確かに市川崑は「ビルマの竪琴」をセルフリメイクしているが、あの時とは状況が違う。
 そんなことを考えていたのだが、そのうちこれはこれでありかなあと思い出してきた。
 同窓会的なノリで、1976年版と比べてみるもよし。
 落語とか伝統芸能で同じ演目をやっているけど、あれと同じ感覚と考えるしかないよなあ。
 ひょっとして、年齢的に市川崑の最終作品になる可能性も大きいが、自分は新作を期待する。
 だけど、「悪魔の手毬唄」のリメイクは勘弁してほしい。

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2006年11月10日 (金)

「ハード・デイズ・ナイト」

B00005qbrn01lzzzzzzz  「4人はアイドル」というくらいだから、この映画はビートルズのアイドル映画なんだろうなあ。
 「ハード・デイズ・ナイト」はビートルズ版「ピンチランナー」てな感じでいいっすかね?
 まさに「ビートルズ、走る」といった感じだし。
 「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」をデジタル音響にして上映!(この○×がやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!というのは当時の漫画で良く使われていた)
 「2001年宇宙の旅」といい、最近はデジタル音響化したリヴァイバル公開が多くなってきたが、かつての映画を再びスクリーンで観ることができるのは嬉しいことである。
 アイドル映画といえば日本映画だととってつけたようなくだらない話が多い。
 そんな無理して話を作るくらいならフィルムコンサートでいいと思っているのだが、どういうわけかそうはいかないらしい。
 ところが、この映画を観ると全く無理なくアイドル映画ができている。
 60年代の映画なのにMTV風なところもあるし、話もビートルズがTVに出るまでを描いているだけなのに妙に面白いし、ラストはライヴという特典映像もあり!
  当時コンサートに行けなかった人はもちろん、今や絶対に再結成が無理な現在のファンの皆さんもビートルズの演奏が楽しめるというわけだね!
 この映画の一番の功績はやはりテンポの良さだろう。
 この手の感じだったらSMAPでもモーニング娘。の映画でも大歓迎なんだけどなあ ちなみにビートルズ関連では「イエローサブマリン」もお気に入り!
 あの映画のデジタルサウンド版も良かったなあ。

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2006年11月 9日 (木)

松竹110周年記念・シネマ歌舞伎第一弾「野田版・鼠小僧」

041201noda_nezumi  「シネマ歌舞伎」とは、松竹が歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影してスクリーンで上映するというもので、、その第一弾が、野田秀樹作・演出、勘九郎(現・勘三郎)主演のコラボ作品「野田版 鼠小僧」らしい。
 自分は正直、歌舞伎は興味ないのだが、HD高性能カメラで撮影された画質がどれくらいなのか確認するために観にいった。
 ところが、意外にも面白くて、確かにNHK教育で放送している舞台中継とそれほど変わらないのだが、出演者の芸達者ぶりに驚いた。
 もっと難解な話かと思いきや単純明快な話で、それを役者の絶妙な演技で見せていく。
 肝心の画質も怖いくらい鮮やかであり、演目が始まる前の客の動きが妙にリアルだった。
 出演者の汗だくな顔はちょっと気持ち悪いが、逆にあそこまで鮮明にカメラが撮影できることに感心した。
 おそらくこれが家の14インチのテレビで観るNHKの舞台中継との差であり、昔のキネコの画質やビデオ上映とは全く違う。
 これだったら演劇や音楽ライブを大きなスクリーンでこういうのを観るのもありかもしれない。
 そんなわけでHD高性能カメラで撮影してスクリーンで上映する「吉本新喜劇」希望!

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「電車男」

Movie  ネットの面白さは即時性と何でもありで先が読めないところであり、本や映画と違い予定調和がないところだろう。
 これは古くはパソコン通信時代からなのだが、特にバトルは楽しくて、ただ荒らすだけの匿名掲示板よりIDの表記されるパソコン通信の方が絶対に面白かった。(実はつい最近までニフティマネージャーを使ってました。エヘ)
 バトルが気になって会社でちょくちょく進捗状況を確認してたのも懐かしい思い出だ。
 シスオペが発言を削除するまでに読んで保存するのが楽しみだった。
 電車男はどちらかというとこれに近いものがあり、リアルタイムで進む恋愛話は当事者以外には大変面白い。
 またどう考えても恋愛からほど程遠いオタク男が右往左往しているのは滑稽である。
 しかし、悲惨な結末かと思えば大ドンデン返しのハッピーエンドであることに意外性があり、いつのまにかネットで経過を見守っていた者が感情移入しているため感動するのである。
 もちろん、これが嘘か本当かわからない。
 真実よりも不特定多数の参加型恋愛話で、あの殺伐とした2ちゃんねるから始まったことも意外性があって面白いのだ。
 これらが本になって売れて、漫画化もされたとなれば当然映画化もあるわけで、映像でネットのイメージをどこまで表現するかが、この映画の見所といえるだろう。
 映画は電車男とエルメスを中心に、顔の見えないネットに参加する様々な人々を描いている。
 「世界の中心で、愛をさけぶ」がボンクラ男子高校生の夢を描いているとしたら、この映画はオタク青年の夢を描いている。
 この映画は思った以上に悪くはない。
 前半の恋愛に不慣れな電車男のちょっと空回り気味の行動が笑えるし、だからこそ後半の自分をさらけ出すところが生きてくる展開も王道とはいえ正解だろう。
 自分が意外に感動したのは、過去に電車男が落ちている定期を拾ってあげてそっと小学生に渡すのだが、実はそれは小学生の物でなく隣りにいたエルメスのもので、実は知らない間に二人は出会っていたというもの。
 いや、韓国映画みたいにベタだとは思うけど、こういうちょっといい話は必要だよね。
 ネットの掲示板をどうやって映像化するかと思ったら、意外にもオーソドックスで字で、見せたり、街のネオンをで見せたり、時には心象風景でネットを見ている連中が一同に会して話したりしていた。
 映画の中では掲示板が2ちゃんねるだとはいってないけど、2ちゃんねる用語が色々なところで出てくるのだが、初めて見ると何が何だかわからないかもしれないが、それ以上に2ちゃんねるが実はいい人の集まりと勘違いされるのもいやだな。
 電車男のシャツにさりげなく「百式」と書いてあるのはツボをおさえていて笑える。
 映画を観ていて森田芳光の「(ハル)」を思い出した。
 パソコン通信を早々と映画に取り込んだ映画だったが、「『はじめまして』で始まるラブ・ストーリー」の言葉通り、男女それぞれの生活をきっちり描き最後は二人が出会ったところで終わる。
 普通の恋愛ドラマの逆で実際に顔を合わすまでが新鮮であり、それまでの男女の生活がきっちりと描かれ、時々挿入される何の変哲もないメール文字が効果的で大変良かった。
 ついでにいうと深津絵里(B83-W57-H83)はこの映画のポスターの時が一番美人だと思っている。
 あれから約10年経ったんだなあ。
 おそらく今のネット時代の若い人から観るとたるい映画なのかもしれないが、パソコン通信でちまちまとフォーラムなどに参加していた自分にとっては捨て難い1本だ。
 そして「電車男」は発展した通信形態の新しい恋愛映画のの一つであるんだろうなあ。

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2006年11月 8日 (水)

「サンキュー・スモーキング」

Thank_you_smoking  タバコ業界のPRマンとして巧みな話術と情報操作でタバコを擁護し続ける主人公の活躍を描いた社会派風刺コメディ。
 昨今のアメリカの状況から、タバコはダメだというオチになるのかなと思いきや、吸うも吸わないのも個人の選択という結論になっているのが見事!
 そこに至るまでもテンポよく進んでいき、親子の県関係で泣かせようとかいうベタな展開もないのも良い。
 主人公の言うことは理論的というよりほぼ口ででまかせのところが多いのだが、世の中こんなものだろう。
 これだけタバコは体に悪いとか言われているのに、何故タバコの販売がされているのかがよくわからない。
 ここらへんが大人の事情なんだろうなあ。
 この映画でも言っているように、ただ頭ごなしにダメだと言うのではなく、何故ダメなのかそれが判断できる知識をつけてあげて、その上で本人に選択をさせるというのが正しいと思う。
 ところが今は何でも決めつけなんだよなあ。

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2006年11月 7日 (火)

「シベリア超特急5」

Siberia5_800  1作目は映画評論家の水野晴郎先生が初監督であること。普段から熱く映画を語っている先生の演出があまりにもとんでもないこと等からカルト的な作品となって話題となった。
 その後、続編が作られると演出も安定してきて極めて普通のつまらない作品になっていき、カルト的要素は意図的に入れられ予定調和の世界になってきた。
 ツッコミ所満載の脚本やデ・パルマを思わせる長回し、インディ・ジョーンズをチープにしたような万里の長城の階段落ち、ラストの大どんでん返し(大したものではない)、水野先生の臭い演技など、わかってやっているお約束のあざとい演出で、5作目ともなるとちょっと興醒め状態!
 しかし、何故劇場に行くのか?
 いやもっというと劇場に行く価値はあるのか?と言われれば、一言、水野先生とボンちゃんの舞台挨拶が本編より遥かに面白いからだけである。
 裏話や誰も期待してない次回作の構想などを面白おかしく熱く語っているのは聞いていて面白い!
 本当は舞台挨拶ってちょっとだけの場合が多いのに、この2人はえんえん話しているのである。
 ああ、これで映画が面白かったら言うまでもないのだが、それこそないものねだりの領域に突入していると思う。
 本編の最後に真剣どうでもいいメイキングがついているのも困ったものだが、おそらくこの映画は舞台挨拶、本編、メイキング含めて1本のエンターテイメントなんだろうなあ。
 しかし、水野先生も老けたなあ。
 「水曜ロードショー」の解説をしていたのが、20年以上前だから当然か。

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2006年11月 6日 (月)

「容疑者 室井慎次」

8eba88e4201  「踊る大捜査線」のシリーズの面白さは、登場人物のキャラクターが立っていて、話が面白く、緊張感と笑いのバランスがうまく取れていて、マニア受けの小ネタがあって、アニメ的なハッタリの利いた演出がいいわけなのである。
 「交渉人 真下正義」はそれをうまく受け継いでスピンオフ作品としては成功していると思う。
 そしてスピンオフ作品の第2段であるこの作品は、そのノリを期待すると肩透かしをくってしまう。
 おそらく「踊る」シリーズの中ではかなり異質であり、登場人物が同じだけなのである。
 これなら、このシリーズの一つとして作る必要性はまるでない。
 もちろん、シリーズ番外編としてでないと、この映画の企画は通らないかもしれない。
 話は妙に深刻で暗く、スリーアミーゴスが出てくるところは笑うところなのだけど、前後の流れからいっても全く笑えない。
 主人公の室井が何故逮捕されるかという流れも妙に複雑になっており、それなりの筋は通っているのだが、最後で敵側のある「失言」で形成逆転するのだが、普通考えたらあの「失言」は絶対に出てこない。
 ここで観ている側は一気に冷めてしまうのだ。
 おそらく、今までの一連のシリーズ作品とは違った演出をあえてしているのはわかる。
 例えば今まで近代装備で活動をしていた室井が、今回は新宿の現場の刑事と地道な捜査をしたりしているところからもわかる。
 しかし、それが今までと違った面白さが出てくるかというと残念ながらそういうものでない。
 クライマックスはほとんど法廷劇のようになってしまうのだが、これが妙に舞台劇っぽいのは仕方ないとしても、話のオチが結構トホホな展開で、これでは哀川翔が扮する刑事じゃなくてもやりきれない思いはしてしまうというもの。
 正直、映画的な面白さはまるでないので、TVスペシャルで十分だと思われる。
 いや、もちろんこれはこれでありなのだが、おそらく多くの人はあの「踊る大捜査線」のノリを期待するわけであって、今回の場合どこか違和感を感じるだろう。
 一応、シリーズの一環なので、青島刑事や和久さんの話、真下と雪乃さんが結婚する話など出てくるのだけど、取ってつけた感じがして、これだったら「交渉人~」の方が盛り込み方がうまい。
 あと、室井がコート着る時のスローモーションがちょっと浮き気味で、今更ながらのチープな演出はちょっと恥ずかしい。
 唯一、良かったのが津田法律事務所の弁護士役の田中麗奈(B77-W56-H82)で、これが妙に美人で良し!
 君塚良一の脚本のドラマは面白い作品が多いのだが、「MAKOTO」もそうだが監督になると何故にここまで面白くないのか不思議だ。

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「交渉人 真下正義」

Negotiator 今更の感じもするのだが、「踊る大捜査線」は面白い。
 一部の人には「これは映画じゃない」と言われている劇場版も興行成績はいいし、観ている分には1作目も2作目も面白い。
 2005年の正月に2作目がTV放映していたので観ていたのだが、他の正月番組がつまらないということを差し引いても十分面白かった。
 そして、今年はシリーズのスピンオフ作品「交渉人 真下正義」と「容疑者 室井慎次」が公開される。
 番外編を作るなら本編の3作目を作ればいいじゃないかと思うのだが、既にいかりや長介が亡くなっていたり、織田裕二と柳葉敏郎が仲が悪いやら、出演者のギャラの折り合いがつかないやら、スケジュール調整が難しいやら大人の事情が色々あるのかもしれない。
 ただ不安の要素として1本だけ内田有紀(B82-W58-H83)が主役のTVドラマの番外編が大変つまらなかったので、果たして今回はどこまで面白くなるかが疑問だった。
 しかし、それはいらぬ心配で終わった。
 大変面白い。
 物語は前作「踊る2」の事件解決から1年後、東京の地下鉄の最新実験車両が何者かに乗っ取られる。
 犯人が交渉の窓口として指名してきたのが、ユースケ・サンタマリア扮する警視庁初の交渉人の真下正義だった。
 クリスマスイヴに真下と犯人の戦いが展開される。
 これだけ発達している日本の地下鉄を題材とした映画がないことが不思議だった自分としては嬉しい限りである。
 そして「TUBE」のような力業の無理無理なアクション(いやあれはあれで好きなんだけど)でなく、犯人との頭脳戦が中心というのも良い。
 もちろんこの内容で「踊る大捜査線」シリーズの1本としての必要性はあるかといえば正直ないかもしれない。
 しかし、既にキャラクターが知られているからこそ、その説明を省けるため物語の立ち上がりが早いし、わかる人はわかる要所要所の小ネタが楽しめるというものだろう。
 もちろん「踊る大捜査線」を知らなくても十分わかる話展開になっているし、制作サイドとしても歴代興行成績の上位に入る映画の番外編として成り立つことがわかっているのだろう。
 それに今はレンタルもあるので、事前の予習もできるし、映画を見終わって面白ければこれまでのシリーズのDVDを購入するかもしれない。
 これが相乗効果ってやつだね。
 とにかくこれでもかというくらい盛り沢山の内容で観ていて飽きさせない。
 全体的にCGなどの視覚的効果の使い方がうまい!
 何を今更と思うがこれは結構うまく見せようとするとテクニックがいるわけで、この映画の場合はイメージショットのインサートでなく、さりげなくパソコンの画面だったり地図だったりする。
 「エヴァンゲリオン」のパクリだといわれそうでも、犯人と通話する時にパソコン画面に明朝体で「通話」と出るところは面白いし、縦横無尽に走る列車の設定を運行システム指令室の運行画面やPR映像という形で説明するのは効果的だと思う。
 基本的に「踊る」のシリーズはハッタリのかませ方がうまい。
 しかし、ユースケ・サンタマリアってシリーズ中のどのタイトルバックに出てこないのに、いきなり主役なのは凄いよなあ。
 自分はこのドラマの前だとスペースシャワーTVのMCをやっていたことしか知らない
 確か本業は歌手じゃなかったかな?(間違っていたらスイマセン)
 寺島進がちょっとヤクザっぽい刑事役で出演しているのだが、これが「富豪刑事」の刑事役とキャラクターがかぶるのは苦笑!
 気になる織田裕二や深津絵里(B83-W57-H83)はセリフで名前が出る程度で出演はなし。
 だけど、本編の一番最後にはお馴染みの登場人物が顔を出すのでエンドロールで帰らないように!
 「踊る2」がもろ「機動警察パトレイバー2」だったけど、今回も相変わらず某アニメ映画のパクリいやベースにしているところがあって、ここらへんが賛否両論になると思われる。
 そういえばやたらとカラスが出てくるもんなあ。

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2006年11月 5日 (日)

「デスノート the Last name」

96c341ebs  前編公開当時は、それなりの興行成績を上げたのは噂に聞いていたが、自分の周りではそれ程話題にもなってなかった。
 ところが、ここ最近、「金曜ロードショー」で放送されて以来、録画してあったらテープを貸してくれという問い合わせがやたらと多い。
 公開してまもない映画をビデオやDVDが販売される前に、テレビ放送するのはある意味、ソフト販売をする側から見たら、売れ行きが下がる可能性があるので危険度が高い。
 しかし、この映画のようにしばらくして後編が公開されるなどの諸条件を満たせば視聴率も上がるし、続編がきになって劇場に足を運ぶかもしれない。
 確かに初日の昼に劇場に行ったら座席完売だったのには驚いた。
 今までもTVで放送して続きを映画館で見せるという方式はあったが、「あぶない刑事」にしろ、「パ★テ★オ PATIO」にしろ成功したとはいえない。
 それは何故かというとつまらないからで、テレビ放送を見てつまらないのに金払って劇場で観るわけがない。
 ところが「デスノート」は面白いので、続きが気になってしまうのだ。
 これはある意味、新しい方式の一つかもしれない。

 恋人が死んだ事件をきっかけにキラ逮捕に協力するためと称して捜査本部に入り込んだ夜神月は、キラ事件を解明するためにインターポールが送り込んできた天才青年Lと直接対決することになった。
 しかし、二人も知らないところで、リュークとはまったく別の意志を持つ死神レムによって、
 地上にもう1冊のデスノートが落とされ、キラを崇拝するアイドル弥海砂が第2のキラとなった。
 今までのキラにはなかった特別な力”死神の目”を持つ彼女は月に協力を申し出るが・・・。

 大変面白い!
 原作を読んでいてラストが不満で、ネットに出回っている誰かの描いた同人誌のラストの方が面白いと思っていた自分にとって、この映画は大満足!
 原作の第二部はジャンプでお馴染み戦いのインフレ状態でグダグダ状態だったが、映画はあくまで月とLの息詰まる戦いに絞っている。
 この映画の面白いところは、感情的なものがなく、あくまで頭脳合戦に終始しているところで、主人公は理想の社会を作るといいながらやっていることは無茶苦茶なのだが、それが正しいと最後まで疑わないところが良く、Lにしても正義とかよりもキラの謎を解きたいが最優先だし、弥海砂も愛する月のためなら何でもやってしまうような女で、人間としてどうよ?というような奴らなのだ。
 もちろん、映画は道徳的な道筋もきちんと用意しているのがそれを前面に出していないのが説教臭くなくて良い。
 そしてこの映画の面白さは、デスノートのルールに従って動いているとことだと思う。
 これはスポーツを見ているようなものであり、決め事の中でいかに動くかが面白いのである。
 それに金子修介監督の演出もうまいと思う。
 そして金子修介といえば女性の撮り方が妙にエロいのは有名だが、今回もそれが全開している。
 片瀬那奈(B86-W59-H87)の脚線美最高!
 弥海砂役の戸田恵梨香(B77-W56-H78)もロリ萌えには最高なのだが、やはりマニアは金子映画にはお馴染み前田愛(B75-W58-H79)の出演もチェックしておきたい。
 夜神月役の藤原竜也は全篇ほど違和感を感じなくなったが、彼の演技だけ少し浮いてしまうのは舞台が中心の人だからか?
 Lを演じる松山ケンイチは原作の雰囲気をうまく出しているけど、彼の食べている甘いものがどんどん過剰になっていき見ていて胸焼けがする。
 死神リュークの声の中村獅童が飲酒運転で捕まったのでどうなるかなと思ったら起用されていたので安心!
 まあ彼の場合、死神というより鬼畜で、デスノートがあれば真っ先に竹内結子(B80-W60-H82)に名前を書かれる人物なんだけどね。

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「天国の本屋~恋火」

00_ph01  「天国の本屋」シリーズの第1作「天国の本屋」と第3作「恋火」がひとつの映画になったらしいが、1本の映画としては大変散漫な映画になってしまった。
 リストラされたピアニストの健太(玉山鉄二)は、途方に暮れ酔いつぶれていたはずが、気がつくと「天国の本屋」にいる。
臨時アルバイトとして店長のヤマキ(原田芳雄)にムリヤリ連れてこられてしまったのだ。
 状況が飲み込めず天国をブラブラしていた健太だが、子供時代の憧れのピアニスト翔子(竹内結子←B80-W60-H82)と再会し、感激する。
 一方、地上では翔子の姪の香夏子(竹内結子・二役)が、商店街の花火大会復活にむけて奔走していた・・・・・・なんかネットで調べるとこんな話らしいですよ。 
 まあ、ここらへんは義務教育と違うんやから、自分で公式ホームページやら情報誌を見て確認して下さいね。
 なんかねえ、もう話が無理無理というか、二つの話が全然つながってなくて、映画に集中できない。
 それに「天国」の設定がイマイチわかりにくく、そのため腑に落ちないまま映画は進んでいく。
 玉山鉄二扮するピアニストはどうして「天国」に来たのか結構曖昧。
 それに本屋、本屋というけど、どっちかというと図書館でしょ。
 これが「黄泉がえり」だと死者が復活する設定をうまく説明しているのと、それぞれの登場人物のエピソードをうまく処理しているので良いのだが、この映画は「感動させたいもの」があって、そのために無理矢理話を作っているような感じがするので、観ていて大変あざとく感じる。
 竹内結子の二役の設定は二つの話を無理無理つなぐための強引な設定にしか思えない。
 彼女は叔母と姪がそっくりということで二役を演じているのだが、うまく演じ分けていない。
 姪が死んだ叔母のためにも恋する花火(笑)を作ってくれと香川照之扮する花火職人に迫るのだが、これが強引過ぎて観ていて大変腹が立つ。
 何しろやっていることが、死者の名前を使う言いがかりや詐欺と同じなのである。
 それぞれの事情があるのでそっとしておくべきだろうと思うし、何しろ、恋する花火が見たいという理由なんて、飲み屋の与太話で決まった軽い話でしかないのだ。
 こんな状況で、最後花火が上がったとしても感動のしようがないでしょ。
 それに最後に出てくる花火が期待した割には妙にしょぼい。
 あと、花火職人とピアニストってどういう状況で知り合うんだよ?(合コンか?)
 ピアノ曲も心に残ればいいんだけど、これも見事に残らなくて困ってしまう。
 最後、花火の会場にいきなりピアノが置いてあるシュールな状況も、実写版「美少女戦士セーラームーン」のゾイサイトかっちゅうの(わからない人は子供と一緒に早起きしてみてね!)
 竹内結子を起用していることで、「黄泉がえり」路線の2匹目のドジョウを狙っていると思われても仕方ないだろう。
 最後の花火会場で走る竹内の姿は「黄泉がえり」と同じだしね。
 別にね、自分もわざわざ映画館に行って文句たれたいわけじゃないんよ。
 気持ちよく騙してほしいだけなんよね。
 あ、でも「週刊少年サンデー」の漫画版は一本筋が通っていて面白かったのでこれは必見!

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2006年11月 4日 (土)

「金髪の草原」

Kinpatsu  「金髪の草原」に関してはちょっと気合いが入っている。
 と、言うのも20年以上前にリアルタイムで「デュオ」か何かに掲載されているのを読んでいるからだ。
 当時、大島弓子先生はまだ結構描いていた時期で、「LaLa」に「綿の国星」も連載していて、その表現力に感心していた。
 確か「金髪の草原」が発表された後くらいに「綿の国星」の映画が公開されたと思った。
 ちょうど多感な時に読んだ作品なので映画化に関しては随分思い入れがある。
 もちろん、漫画と映画は違うことは承知している。
 良い意味で映画が漫画を越えてくれればそれでいいし、越えなくてもうまく映像化してくれればそれでいいのだ。
 80歳の老人が自分を20歳だと思い込んでおり、実際映画の中でも若い俳優が演じている。
 これに違和感を持ってしまうともうこの映画には絶対に乗れない。
 しかし、これは「綿の国星」で主人公のチビ猫が自分が人間になれると思い込んでいるので、あえて猫でなく人間の少女に描いているのと同じで、大島先生の世界では当たり前なので違和感はない。
 もしこれが本当に老人が演じていたら絵的には気持ち悪いし、もっと重い内容になるだろう。
 しかし、悲しいかなやはり原作を知っていると比べたくなるのも人情だ。
 その中で一番違和感を感じたのは池脇千鶴(B80-W55-H85)だ。
 多くの人は彼女が役にはまっていると考えていると思っているが、自分にはもっと細くて大人っぽい感じをイメージしていたのでちょっと違うなあと思ったが、ファンにとっては、彼女がお手伝いさんとしてやってくるというシチュエーションだけでもいいのかも
しれない(←それじゃあイメクラだっちゅうの)
 原作にないエピソードとして義姉弟の微妙な関係(といっても義姉が義弟を好きなだけなのだが)があるのだが、実はこれあまりうまく処理されていない。
 実は90分ちょっとの映画にも関わらず結構長く感じた。
 キャラクター的には池脇よりも隣の家の女の子の方が良い味を出していた。
 それから老人役の伊勢谷友介はアップになるとピアスの穴が目立つので勘弁してくれ。

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2006年11月 3日 (金)

「ただ、君を愛してる」

Tada_kimiwoaisiteru  予告編を観る限りベタな話なんだろうなあと思っていた。
 大学の同級生で、写真撮影を通して距離を縮めていった誠人と静流。
 しかし彼女は突然、彼の前から姿を消してしまう。
 それから2年、NYから届いた静流の手紙を手に誠人は、彼女に会うため渡米する。
 原作は「いま、会いにゆきます」の市川拓司で、2003年に公開された映画「恋愛寫眞」のアナザーストーリーとして書き上げられた小説らしい。
 「いま、会いにゆきます」は世間的には大ヒットらしいのだが、話は面白いのに演出の仕方が個人的にはあまり好きではない。
 「恋愛寫眞」は公開当時観にいったのだが、広末涼子(B80-W58-H86)は魅力的だと思ったがそんなに面白いと思った記憶はなく、このアナザーストーリーを描きたいと思う理由が今一つ良くわからない。
 そんなわけで、あまり期待していなかったのでボーダーラインが低かったせいか、思った以上に悪くなかったと思う。
 自分はこの映画はSF映画だと思っている。
 ヒロインの「恋をすると死ぬ病気」というのも、何じゃそりゃと思ったが、確かに言う通りだし、医学的根拠はないものの、それなりの説得力と効果的な使い方をしていると思う。
 それ以前に町中で私有地とはいえ、あんな大きな森なんかありえない。
 「バットマン ビギンズ」に出てくるブルース・ウエインの自宅に広がる森に負けず劣らずの無理さがある。
 主役二人の友達以上恋愛未満の微妙な関係も観ていて心地よい。
 特に宮崎あおい(B78-W57-H78)の近視メガネでダサいかっこうぶりは、実は映画の中で言うほどダメさはなく、むしろ一部マニアには萌え度は高い。
 後に出てくる「成長した」姿との対比はうまくいっていると思う。
 それに個人的に学校卒業して、物凄い年月が経過しているし、工業系だったので、あの手の男女のキャンパスライフに憧れてるんだよなあ。
 確かにツッコミ所満載だし、好き嫌いも大きく分かれるし、どちらかといえば否定的な意見が多い映画だと思うが、ここ最近の無理やりでベタな韓国映画に比べればまだまだOK!
 あと見所としては上原美佐(B84-W56-H86)と黒木メイサ(B78-W56-H82)の水着で、特に上原のわがままな体は必見!
 黒木はパレオをつけているところが、まだまだ役者魂が足りない。
 そういえばこの映画は当初、「天国の森で君を想う」というタイトルだったはずだけど、ど~考えてもそのタイトルの方がいいと思うのだけどなあ。

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2006年11月 2日 (木)

「ドラッグストア・ガール」

Photo   まさに田中麗奈(B77-W56-H82)主義の映画!
 ちなみに田中麗奈といってもモーニング娘。の6期メンバーの田中れいなとは違うぞ!念のため。
 久しぶりに登場の正当派アイドル映画である。
 もうファンは映画に出てくるおぢさん同様、麗奈ちゃんにふりまわされっぱなしよ。
 麗奈ちゃんが、眼鏡かけて出てきたり(風呂の湯気で眼鏡曇るところ最高!)、白衣だったり、ミニスカだったりファンにはたまらない映画である。
 と、まあアイドル映画としては合格なのだが、話はどうかというとアイドル映画に面白い物なしとはよくいったもので、この映画も当初、ドラッグストアができるのに反対する地元商店街の親父の話だったはずなのだが、いつのまにかラクロスの試合にがんばるスポ根物になっている。
 小さなエピソードがつながっていくので要所要所は面白いところもあるのだが、全体通して一本筋が通ってないので、違和感を感じてしまうのだ。
 しかし、そうはいいながらも予告編でもお馴染み「今日シュートを決めた人とデートします」とか「一番大きい声を出した人とデートするってことで」とか言われたら、シュートを決めようとしたり大声出したりしてみたくなる気持ちはわからないでもないし、決して「やらせてあげます」とならないのが、正統派アイドル映画だよなあ。

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2006年11月 1日 (水)

「天使の卵」

Tamago_2  タイトルだけ聞いて、押井守のOVAかと思うか、アクセサリーのブランドと思うか、村山由佳の小説を思い出すかで、その人のライフスタイルがわかるというもの。
 ちなみに、自分はアニメでした、エヘ。
 美大を目指して浪人中の歩太と、一足早く大学に入学した夏姫は、親も公認の似合いのカップル。
 しかし、歩太は満員電車で出会った見知らぬ女性に恋をする。
 彼女は、精神科に入院中の彼の父の主治医で、夏姫の8才上の姉だった。
 夏姫役は沢尻エリカ(B83-W58-H86)、その姉役を小西真奈美(B80-W59-H88)が演じている。
 いや、ど~考えてもつきあうんだったら沢尻だろ(笑)
 この映画は、ここが分岐点で、自分が小西が好きだったら主人公に感情移入できるが、沢尻だったら主人公の気持ちなんか全然理解できない。
 脚本と演出に説得力があれば問題ないのだが、残念ながらこの映画はそこまで至らない。
 何しろ主人公が姉を好きになる描写がうまく伝わらない。
 最後にナレーションで、沢尻がその理由を憶測するのだが、それを言わせるのもどうかと思うし、最後にそんなこと言われても納得できない。
 主人公が姉を好きになる瞬間が、光で白トビした顔って結構ベタすぎない?
 そういえば「ハチクロ」で「人が恋に落ちる瞬間を初めてみた」というのがあったが、これを描くのは結構難しい。
 特にこの映画はそこが一番大事なところなのだけど、うまくいかないため最後まで妙にぎこちなく進んでいくのだ。
 基本的に話が昼ドラか韓国ドラマくらいベタな展開なので、もう一工夫欲しいところ。
 監督の富樫森は「ごめん」は物凄く良かったのだが、その後「鉄人28号」がトホホな出来だった。
 これはおそらく予算など大人の事情で仕方ない(だけど観客には関係ない)と思ったが、今回の映画を観る限り、あまり期待できない監督の一人になりつつあるので、とりあえず次回作は何とかしてくれ(悲願)
 一応、沢尻ファンとしては。ちょっと無理目の女教師姿に萌え。
 小西は相変わらず耳が大きいよなあ。

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