長きに渡り、戦うことを禁じられていた忍者の二大勢力、伊賀と甲賀。 それぞれの跡取りである朧と弦之介は運命的な恋に落ちる。 だが、徳川家康からの指令により、伊賀と甲賀、5対5の忍術合戦でどちらが生き残るかによって、次期将軍を決めるというものだった。 敵同士となった朧と弦之介の運命はいかに・・・・・・。 いやあ、もう久しぶりのトホホな映画で、この映画って日本初の個人向け映画ファンドらしいけど、これに金払うのは自分だったらちょっといやだな。 というか、入場料を払ったことにかなり後悔している。 客はそこそこ入っていたから興行的には成功すると思うのでファンド的には良いかもしれないが、作品的には大失敗だと思う。 時代設定は「徳川家康がいた時代のようなもの」だし、世を忍ぶ忍者が一般の人より派手な格好をしていたりするのも別に自分としてはOKなのである。 自分としては忍者アクションがてんこ盛りであれば良いのだが、思った以上に少なく、さらにキレがない。 戦う10人も超人的な忍術は使うが頭の悪さは通常人以下にしか見えず、個性的と言えば聞こえはいいが、毎年夏に放送される柏原寛司の脚本の「ルパン三世」のTVスペシャルに出てくる敵みたいな連中で、戦いっぷりが間抜けで、意外にあっけなく死ぬ。 朧の「瞳の力」もよくわからないというか、設定的にあまりうまく生きてないし、観ていて、朧と弦之介が頭領なんだから話し合えば争いなんか発生しないんじゃないの?とか、凄い忍者のいる集落なのにどうして敵が来たのがわからないし反撃ができないの?とか、徳川家康の書状がどうしてすぐに届くの?FAXとかメールでもあるの?(これが忍術ですというのはなしね)とか、・・・・・・一応本編で説明されているところもあるのだけど、ツッコミどころ満載で色々なことを考えてしまった。 根本的にこの映画は説得力に欠けており、そのためアクションも手に汗握らないし、主役男女2人の気持ちも伝わらない。 もちろん少々話の筋が通ってなくても勢いがあればいいんだけどね。 おそらく、「HERO」や「LOVERS」みたいな路線を狙いたかったのかもしれないが、それらの映画は映像にケレン味があって、話も筋が通っており、流れがあるのだけど、この映画には残念ながらそれはない。 主役の仲間由紀恵(B78-W59-H80)は演技がうまくないのは想定範囲内なのだが、セリフが何を喋っているかわからないのが辛い。 う~ん、美人ではあるのだけどね。 エンディングの浜崎あゆみ(B80-W53-H82)の歌も唐突というか、映画の雰囲気にはまるで合わないけど、これはもう映画の流れとは別物として判断するしかないんだろうなあ。 |
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はじめまして、こじゃると申します。
やっぱりダメですよね『SHINOBI』(⌒▽⌒;
私はレンタルして観ましたが、
ストーリーに深みがないように思いました。
朧と弦之介が愛し合ってるらしいのはわかるのですが、
全く引き込まれません。
感動もしなかったし。
おっしゃるとおり、アクションもいまひとつだったし(´∀`)
投稿: こじゃる | 2006年10月24日 (火) 00時34分