「アタゴオルは猫の森」
3DーCGアニメといえば、ピクサーの作品を中心にかなり構築されてきており、ここ数年は年に数本は公開されている。
そしてそれらは年々技術が向上している。
その分、観客の目も肥えてきており、今や3DーCGという技術は目新しい分野ではなくなっている。
ところが、そういう時代にもかかわらず、「アタゴオルは猫の森」は3DーCGアニメとしては、かなり違和感を感じてしまう。
まるでゲームを思わせるような画面であり、ピクサーを中心とした海外のアニメに見慣れている人には、かなり辛いものがある。
NHKの「おかあさんといっしょ」の中のアニメだったらこれでもいいかもしれないが、入場料を払って観るものではない。
そして、もっとダメなのは、「ゲド戦記」の時にも感じたのだが、アニメとしての面白さや躍動感がまるでないことだろう。
話も思った以上に面白くない。
久しぶりの石井竜也の音楽は良かったけど、この映画に合っているかどうかというと微妙!
声の出演者は悪くないのだが、唯一、平山あや(B85-W59-H82)には違和感を感じる。
彼女は結構アニメ映画に起用されているけど、そんなにうまいか?
正直、「ブラック・ジャック ふたりの黒い医者」でかなり下手だなと思ったけど、何故かアニメの仕事が多い。
原作はますむら・ひろしだけど、彼のキャラは「銀河鉄道の夜」で完成されているので、今更こんなへなちょこ3DーCGで見せられても困ってしまうのだ。
自分の目的は谷山浩子(B78-W60-H84←1983年当時)が声で参加していることで、やっぱり「オールナイトニッポン」や「ニャンニャンしてネ!」を聞いていた世代としては、彼女がメジャーな舞台に出てきたのは嬉しい限り。
だから昔は大変で、木曜深夜は1部がビートたけし、2部が谷山浩子で、翌日は寝不足でヘロヘロだった。(自分だけ?)
谷山浩子といえば、声はかわいいが容姿は・・・・・・といった感じで、しゃべりと歌は物凄く良いのだが、結局歌はサクロンのCMでブレイクするかなと思ったら意外にしなかったのが残念!
まあそれからちょっと離れたので彼女がどうなったかわからないけど、つい最近「ゲド戦記」に参加しているのでびっくりした。
絶対に顔を出さないと思ってたのに「金曜ロードショー」に顔出ししているのにも驚いた。
そして、この映画といい、ひょっとして当時のファンが制作側になって起用したのか?と思ってしまった。
まあそんなわけで、久しぶりの彼女がの声を聞けたのは嬉しい限り。
あ、そういえばヒデコって「おじゃる丸」の電ポに似てない?
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