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2006年10月28日 (土)

「サイレン」

2563454  普通の人は映画館に行くのは年に何回あるかどうかで、ちょっと待てばレンタルされるし、1年も待てばTV放送だってしてしまう。
 特に日本映画はTVドラマの延長みたいなものとアニメ、それに単館系の小難しいものが多いというイメージが強くて、わざわざ劇場まで足を運ぶ人は多くない。
 もちろん、きちんと観ていけば日本映画の面白さはわかるのだろうが、入場料は高いし、中高生のデートで安全パイと言えばハリウッド娯楽超大作かジブリのアニメを観ておくのが一番の無難で、いきなり「埋もれ木」とか観にいったら、普通の女の子だったら次回はつきあってもらえないよ。
 DVDが3000円を切る時点で、入場料金2人分より安いわけで、ホームシアターが発達した時点で、映画館に行く理由なんかあまりないわけだ。
 根っから映画好きな人は地の果てまで行って観るだろうけど、普通の人はそこまではしないからなあ。
 あえて、映画館に行く理由としては、まだビデオ化やTVで放送していない新作を観ることで、1800円も払うわけだから、できる限り良い環境で観たいもの。
 そして、イヴェント性があればもっと良い。
 自分はできる限り少ない観客の中で観たいのだけど、映画によっては大勢で観た方が面白いものだってあるに違いない。
 もちろん、それは映画館でおしゃべりしろというわけではなく、自然に笑ったり泣いたり時には悲鳴や歓声が上がるのが良い。
 「サイレン」は「音の恐怖」にこだわった映画を目指したそうで、シネコンが発達し音響環境が整った今だからこそできる「新しい音の恐怖体験」で、史上初(?)のサウンド・サイコスリラーらしい。
 正直、何を今更と思うのだが、日本映画は音に無頓着で、「男はつらいよ寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」で音がステレオですとか自慢げに宣伝していたことがあって、当時それがどうして売り文句になっているのか理解できなかったが、ハリウッド映画だと音がきちんとしているのは当たり前で、それどころかむしろ音に助けられている映画もあるわけで、ここ最近観た映画だと「ステルス」なんか本当に大した映画でもなくむしろトホホな話なのだが、シネコンの大音響で観るとそれなりに楽しかったりする。
 「サイレン」はさすがに音を売り物にするだけあって、音の使い方が面白く、別にどうってことないシーンでも音にびっくりさせられることもあり、狙いは成功していると思う。
 これこそシネコン用の映画である。
 そうなると場末の昔からの映画館はどうなるんだ?と言われそうだが、自分としては潰れてもらって一向にかまわないわけで、同じ料金なら設備のが良い方がいいに決まっている。
 人によっては昔ながらの映画館が良いという人もいるだろうけど、まあ人それぞれなので。
 少なくとも昭和30年代から変わらぬ設備と殿様商売に自分は金は払えないなあ。
 映画は、29年前、謎のサイレンの音とともに全住民が消失し事件が発生した夜美島に引っ越してきた少女がサイレンの音とともに出現する数々の謎に翻弄されながら予測不可能な怪異に巻き込まれていく・・・・・というもので、「サイレンが鳴ったら外に出てはならない。」とか「森の鉄塔に近づいてはならない」などグレムリンのモグワイを飼うような約束事があるのだけど、ホラー映画なので最終的には全部破られて恐怖の世界に導かれてしまう。
 まあ約束をいかに破らせて恐怖の世界に持ち込むかがホラー映画の醍醐味なわけで、約束が守られていたら物語は成立しないからなあ。
 実は飼い犬の名前が「シックスセンス」の子供と同じ名前のオスメントという名前からわかる通り、エム・ナイト・シャマランの映画を意識しているところもあり、最後は二転三転しあっと驚く結末になるのだが、ここらへんは映画を観てのお楽しみ!
 というか、それを知ってしまうと、この映画は真剣何も面白くない。
 まあ多少ツッコミどころはあるにしろ、自分はこの映画は面白いと思うし、さすがに音にこだわっただけあって、遊園地に来たような面白さがあって良い。
 上映時間が90分ちょっとしかないのも、昨今のやたらと長い映画のことを考えたら遥かに良いと思う。
 やっぱり映画って90分前後、長くて100分じゃないかな。
 デートで貴重な時間を2時間半から3時間も無言で通すのはちょっと辛いしね。
 監督は「トリック」や「溺れる魚」の堤幸彦。
 だから、どこかに小ネタのギャグが入っているかと思ったが、意外にも最初から最後までホラーに徹していた。
 出演は主演にグラビアアイドルの市川由衣(B83-W55-H80)。
 彼女は本当にかわいいと思うのだけど、演技が真剣うまくないので困ってしまう。
 他に「トリック」でお馴染みの阿部寛が出ているが、もうすっかり色男俳優というより色物俳優になってきており、この映画の中でも怪演している。
 田中直樹が重要な役で出ているのだが、どうしても「逆境ナイン」の監督のイメージがまだ強く、それはそれこれはこれなんだけどね。

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