「夜のピクニック」
1000人一緒に24時間を徹して、80キロを歩く伝統行事「歩行祭」を背景にした高校生たちの物語で、主人公の女子高生は一度も話したことのないクラスメイトの男子に話しかけるという密かな賭けをしていた・・・・・・。
青春告白物かと思って観ていたら、これはミスリードで実は意外な真実があったという話で、この話を中心に主人公を取り巻く友人のエピソードなどがあり、歩行祭の終わるまでというタイムリミットが迫る中、果たしてそれぞれの悩み等は解決するか?というもの。
ふと考えると学校って伝統的に続くバカバカしい行事があるわけで、自分も高校時代の体育祭で戦前から続くという意味不明な体操をやらされていたのだけど、まあ今となっては良い思い出だったりする。
この映画はそんなことをふと考えさせられる。
実際、80キロなんか歩けるかなと思うけど、高校時代だったらやってしまうかもしれない。
もちろん、今だったら死にます(笑)
映画はただ歩いているだけの中に回想シーンが入るという形をとっている。
これはこれでありなのだが、時々出てくる ロトスコープアニメ、爆弾が落ちるシーンなどのイメージシーンは一見面白そうなのだけど、映画全体の構造がそういうものではないのでそこの部分だけ浮き上がってしまって効果的ではない。
最近この手のイメージ映像を入れる映画が多いのだけど、安直な使い方は好きになれない。
監督の長澤雅彦は「青空のゆくえ」で相当うまい演出をしていたので、こんな手法でなくてもうまく見せることができると思うのだけど・・・・・・。
また原作は未読なので比べようがないが、主人公の秘密を、彼女の母親が友達に話すシーンがあるのだけど、普通そんなこと絶対にしないと思うのだが、今の時代はこんな感じなのか?
主役の多部未華子(B78-W58-H83)は、「HINOKIO」でかなり良かったので自分のお気に入りの若い女優だ。
彼女は奥二重で一見目つきが悪そうなのが難点なのだが、この映画では女の子らしい魅力があって良い。
加藤ローサ(B83-W58-H85)が出演しているのだが、意外に出演シーンは少ない。
上映時間が長いので中盤あたりちょっとダレてしまうのが残念。
最後のゴールした瞬間にゲート裏の「START」の文字がうつるところに個人的に感動!
ベタだけど彼らにとって、これからがスタートというのが描かれていていて良い。
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