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2006年9月24日 (日)

「嫌われ松子の一生」

Matuko_top  2004年の自分の中の日本映画の一番は「下妻物語」で、その中島哲也監督の最新作となれば観ないわけにはいかない。
 「嫌われ松子の一生」は、川尻松子の一生を2時間10分で描いている映画である。
 昭和22年・福岡大野島に生まれた彼女は、20代で教師をクビになり、エリートから転落して家を飛び出しトルコ嬢になり、やがてヒモを殺害して刑務所へ・・・・・・という正に波乱万丈な人生であり、これだけ聞いてもわかるようにとことん不幸!
 おそらくこれを普通に映画化したら「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のような観客の気分が重くなる映画になる可能性が大きい。
 ところが、これが華麗な美術と音楽、それにCGとアニメを描かれており、普通、この手の話はドラマだけで映像化するととてつもなく時間を費やし、観客も疲れてくるものだが、ミュージッククリップ風にすることにより、説明時間は短縮され、限りなく悲惨な話が暗くならないようになっている。
 おそらくこの手法は思いつく人もいると思うが、実現するのはかなりの力量がいるのだが、この映画のスタッフは、それをやりとげてしまった。
 まさか日本映画でバズ・ラーマンの「ロミオ&ジュリエット」や「ムーラン・ルージュ」のような映画を作るスタッフが出てくるとは思わなかった。
 かなりの傑作である。
 最初の木村カエラ(B80-W59-H86)の歌から始まるのだが、音響の良いシステムでこのシーンを観ると、かなり迫力のあって引き込まれるものがある。
 主人公の人生は悲惨だ。
 いつも愛されたいと思っているのに、裏切られつづけている。
 だけど実はそうではないのだけど、当の本人はわからない。
 ほとんど全員が屈折した愛情の持ち主なのである。
 これだけ悲惨な目に遭っても主人公は夢見ることを諦めない。
 いや、自分はよくわからないけれど、これが不器用な女の生きる道なのかもしれない。
 自分は、ラストあたりで悲惨な展開が救われるところがあって、ちょっと泣けてきたよ。
 主演は中谷美紀(B85-W58-H87)。
 彼女は映画の中でも歌っているが、よく考えてみれば坂本龍一のプロデュースでCDも出しているしね。
 「THE有頂天ホテル」の時も豪華な出演陣だったが、この映画も負けず劣らす多彩な人達が出演している。
 この映画は内容が内容だけに好き嫌いもはっきり分かれると思うが、自分は好きだし、大袈裟かもしれないが日本映画の可能性を垣間見た感じがした。
 この映画観た後は、あの♪ま~げて~、のばして~の歌が耳から離れないのも困ったものだ(笑)

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