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2006年9月25日 (月)

「出口のない海」

Deguti_no_nai_umi  将来を約束されていた元甲子園優勝投手が、太平洋戦争勃発により、大きな時代の流れにのみ込まれ、最終的に人間魚雷の回天に乗り込むという話。
 またもや戦争物である。
 基本的に自分は日本のドラマや映画の戦争物は嫌いだ。
 テレビドラマや映画で戦争を取り扱う時はやみくもに「戦争はいけない」の一点張りで、何故いけないのかの理由が「人が死ぬから」だけなのである。
 しかし、戦争は「究極の外交手段」と言われるだけあって、物凄い労力と金が必要で、何が何でも勝たなくてはいけないし、負ければそれこそ地獄である。
 それでも戦争をしなくてはいけない理由を明確にすることが大切なのではないか?
 ところが、学校ではここらへんはすっとばし状態で、自分の小学生時代は歴史は日本が敗戦したところで終わりで、それも三学期の終わりの方で「あとは読んでおいて下さいね」の一言でうやむやに終わってしまっていた。
 おそらく今は昭和の終わりまで教えるかもしれないが、自分の時は70年安保が結ばれてまもない時期なので仕方ないのかもしれない。
 終戦して60年以上だが、今の世の中はず~っと戦争を引きずっており、そもそも今の世界は戦勝国中心にできている。
 国連なんか正にそのための組織で、敗戦国の日本が常任理事国になろうとすることが不自然極まりない話で、敗戦国という自覚を持つべきである。
 それはともかくとしても、ドラマや映画で普通の民間人、さらには軍隊の人間まで「戦争はいけない」と声を出して言っているのも不思議な話で、自分は「男たちの大和/YAMATO」公開時に、大和の生き残りの人に話を聞くというイヴェントに参加したのだが、司会の人が最終的に「戦争は良くない」という話のまとめ方をしたかったのだろうが、大和の生き残りの人が「今でいう洗脳されていたので死ぬのは怖くなかった」とか「主砲を撃つと煙が周りが見えない」等の生々しい話を披露!
 実は映画とは裏腹の世界があったことがわかり、イヴェントの主旨はともかく、自分はある興味深い話を聞いて良かったと思う。
 もっともその後観た映画は、艦内で戦争はいけないとかいってもめたり、主砲を撃った後意外に煙が少なかったりして結構興醒めで、世間的には大評判らしいが、大和の造形以外自分はそれ程面白いとは思えなかった。
 それに比べると「出口のない海」は戦争反対を全面に押し出してないのには好感が持てる。
 少なくとも登場人物に露骨に「戦争はいけない」と声を大にして言わせていない。(「戦争は負ける」とは言っているが)
 この映画の見所はなんといってもえんえんと説明される回天の操縦方法で、これさえ見ておけば回天に乗っていつでも特攻できるくらい詳しい。
 自分は回天というとゴルゴ13が海賊退治に使ったくらいのイメージしかないので、この映画を観ていかに難しくて理不尽なものであることがわかった。
 話も戦争で死んでいった人を美化しているものではなく、最後は物凄く戦争の空しさが出ていたので、思った以上に悪くなかったと思っている。
 実は佐々部清の監督作品は世間が言うほど良いとは思えなくて、「チルソクの夏」はボチボチだけど、「半落ち」は主人公の人に話せない理由がそんなものかと思うような説得力のない展開だし「四日間の奇跡」は間抜けな韓国映画くらいベタすぎる展開!
 ましてや「カーテンコール」なんか、幕間芸人の話が在日朝鮮人の話になってしまっているツッコミどころ満載の映画で、実は今回の映画は自分的にはかなりボーダーラインが低かった。
 そのため相対的に悪くなかったと感じるのは当然かもしれない。
 主演は歌舞伎界のエビちゃんこと、市川海老蔵。
 もっと違和感あるかなと思ったが意外に好演!
 共演に上野樹里(B83-W61-H87)
 だけど彼女よりも主人公の妹役の娘の方が萌え度は高い。
 もっとも彼女の顔は今風でこの時代の雰囲気に全く合わないんだけどね。

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