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2006年9月20日 (水)

「映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」

Kureyon  かつて映画の「クレヨンしんちゃん」はハズレなしだったが、「戦国」でピークを迎えて、監督が原恵一でなくなってから、つまらなくなり、ムトウユージが監督の「伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」はシリーズで一番つまらなくなってしまった。
 今回、またもや監督がムトウユージなので不安だったが、自分の中のハードルを低く設定したせいか、今回は久しぶりに面白く、正統派「クレしん」映画になっていた。
 謎の“そっくり人間”が知らないうちにカスカベ市民とすり替わるという話で、ボディスナッチャー物のホラーである。
 これが子供相手に大丈夫か?と思う程前半は怖く、「オトナ帝国」で、20世紀博に大人が連れていかれるような恐怖があった。
 しかし、後半はきちんと笑いどころもあり、「クレしん」映画故の脱力系の展開である。
 今回、映画版で定番のオカマとお姉さんキャラ、キレのあるアクションが盛り込まれているのが良い。
 ただ、最後のサンバ勝負というバカぶりは面白いのだが、意外に盛り上がらない。
 前半の妙な緊迫感のある展開に比べるとイマイチ感は否めず、前半のボルテージのまま最後までいけばかなりの傑作になったのに残念でならない。
 それでも前作よりは遥かに良いのだけどね。
 ヒロインのジャージに「ツンデレ」と書いてあるのがちょっと笑う。
 入場者全員プレゼントでサンバホイッスルがもらえるのだが、袋に「よい子は映画館で吹きません!」と書いてあるが、絶対に無理だろう・・・・・・っと思ったが意外にも自分の行った映画館では誰も上映中に吹いている子供がいなかったのでちょっと驚き!

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