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2006年9月30日 (土)

「息もできない長いKISS」

Big_2  もう10年以上昔だ。
 俺は一人で映画を観倒している青二才だった。
 馬鹿やって息がったあげくの果てに俺は自主映画に手を出した。
 (中略)
 恥ずかしい話さ。
 この映画観るまですっかり忘れてた・・・…さしずめ「カリ城」のルパンならこういうだろう。
 
 「息もできない長いKISS」は昔観た懐かしの自主映画を思い出させる。
 ざらくて統一感のない画面、聞いたことも観たこともない出演者、えんえんと続く出演者のモノローグ、ヤクザに銃に包丁・・・・・・典型的な自主映画である。
 おそらく各登場人物から観た時間軸のカットバックなどはタランティーノの影響を受けた奴とかやりそうだし、ジョン・ウーの映画でお馴染みの銃を向けてお互い構え会うのはおそらく頭の悪い大学の自主映画でやりまくってるんだろうなあ。
 制作側の映画への熱い情熱は感じる。
 低予算でがんばって作りました~って感じするしね。
 だけど低予算だからって観る方は関係ない。
 入場料が安くなっているわけではないんだから。
 逆にハリウッドの超大作でもつまらない時はどうしようもない。
 どちらも金払って時間が拘束されるのは同じ。
 映画にとって一番大切なのは面白いかどうかである。

 「こいつは自主映画だよ。よ~くできてるがな」
 「これが?まさか。普通の劇場で上映してるんだぞ」・・・…「カリ城」のルパンと次元ならこんな会話をするだろう。
 
 この映画に関して自分が最初にしたことは映画の見方を自主映画モードに切り替えることだった。
 画面作りや話展開、全く知らない出演者、このまま普通の商業映画を観るような気持ちだと辛そうだったからだ。
 これは正解だったと思う。
 敵側の幹部を射殺するよう命じられた鉄砲玉が、ホテトル嬢を呼ぶ。
 ホテトル嬢が部屋に入ってくると、二人は運命的なものを感じたちまち恋に落ちてしまう。
 鉄砲玉は敵の幹部をを殺すこと告げ、ホテトル嬢は帰ってきたら息もできないくらい長いキスをしようと約束する。
 翌日、ホテトル嬢が客に呼ばれてマンションに向かうと、そこには鉄砲玉が命を狙っている敵側の幹部がいた・・・・・・。
 自分は最初ホテトルの女が一人で観客に話しかけてきた時にかなり萎えたのだが、後半がそれなりに盛り上がっていくのでええかなと思ってしまった。
 残念ながら登場人物の男がボリビア移民の日系人であることは彼の心理を描くにおいて必要だが、女が在日韓国人であることは全く話に生かされていない。
 変に邪推すると監督が在日の人だからかなと考えてしまいそうだが、それと映画とは全然関係ないし、設定があるならそれなりの使い方をしないと意味がない。

 「いいできではないな」
 おそらく「カリ城」のカリオストロ伯爵ならそういうだろう。
 
 「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの時間です」
 おそらく「カリ城」の銭形警部なら言うかもしれない。
 しかし、自分はそこまでは言わない。
 この映画は滅茶苦茶面白いわけでもないが、滅茶苦茶つまらないわけでもなかったからだ。
 むしろ次回作こそ金さえあればもっと面白いものが作れそうな感じがしたからだ。
 自分は予算がないからできませんでしたという製作者は大嫌いだが、金があればもっとやれそうな人は好きだ。
 おそらく「カリ城」のカリオストロ伯爵ならこういうだろう。
 「待とうではないか。キム・デグワンの新作とやらを」

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