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2006年8月28日 (月)

「ユナイテッド93」

United93  当時の夜、家に帰ってきてTVを見た自分は、何かの映画かと思ったが、ほとんどのチャンネルが番組を変更して同じような映像を流して放送していた。
 最初はWTCで発生した火災か何かと思ったが、徐々に全貌が明らかになってきて実はとんでもないことが起こっていることがわかってくる。
 これが映画だと間一髪で危機回避だろうが、現実はそんな単純なものでない。
 遠く離れた国で発生した事件でも、かなり緊迫した状況で怖いと感じたので、アメリカ人はもっと恐怖を感じただろう。
 「ユナイテッド93」は9.11米国同時多発テロを題材としており、ハイジャックされた4機のうちワールドトレードセンターにもペンタゴンにも突っ込まず、ペンシルベニア州に墜落した飛行機の機内での出来事を再現している。
 物語性を極力排除しており、その分観客は当事者になったような感覚になってしまう。
 映画やドラマは何かの発生する時はそれなりの理由や前振りがあるものだが、現実は何も状況がわからないまま事件が発生してしまう。
 そして何が一番怖いかというと、自分の置かれている状況がわからないことであり、それをこの映画はうまく描いている。
 特に管制塔のやりとりは、最初は日常業務だったのに、徐々に緊急事態になっていく怖さがあった。
 特に何気なく2機目がぶつかるところは、実際当時テレビで見ていても何が起こったかわからない状況だったので、現地にいた人はもっとパニックだっただろう。
 もし、日本で同じような事態が発生して、映画やTVドラマを作るとなると、戦争物と同じようにお涙頂戴のトホホなものになってしまうのだろうなあ。
 ただ残念だったのは、あまりにも動きまくる手持ちカメラが気持ち悪いことで、この手のドキュメンタリー調のものって、やたらと動きまくる手持ちカメラの撮影が多いけど、これって緊迫感が出るからやってるの?
 正直、やめてほしい。
 TVの小さい画面ならともかく、大きなスクリーンでこんなことをやられたら、観ている方も気持ち悪いし、そもそも「手持ちカメラ=緊迫感又はリアル」という考えは違うんじゃないかなあ。
 おそらく、この映画はカメラが人の目線になっているのかもしれないが、これは岩井俊二もよくやる趣向なのだけど、観ている側はかなり気分が悪くなって、正直効果的だとは思えないんだよね。
 そういえば昔、「ノロイ」という疑似ドキュメント調のホラー映画を観たのだけど、これも画面が揺れまくりで、一応プロのカメラマンが撮影しているという設定なのだけど、プロのカメラマンは必要以上にカメラなんか動かさないんだけどね。
 そんなわけで、良い映画だけどもう一回観たいという気にはならない。
 マジで翌日まで気分が悪かったよ。
 映画が終わった後、相変わらずUSJのCMが入るのだが、ひょっとして「ユナイテッド93」のアトラクションを作るつもりか・・・・・・と思ってしまうのは自分だけ?

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» 映画「ユナイテッド93」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:United 93 あの日、帰宅してテレビを観たとき、まるで映画のワンシーンのよう、まるで映画のセットのよう、まるでスローモーションのよう、とても現実だとは・・ 2001年9月11日、この日4機の旅客機がハイジャックされた。最初に乗客92名を道連れにアメリカン11... [続きを読む]

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